ゴー宣道場
『体罰って何だろう?』
よしりん師範と
道場生(アンケート)の
対話をお届けします!
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体罰をテーマにした
第35回「ゴー宣道場」が
4月14日、開催された。
隔月開催になって、
門弟や一般参加者の
熱意は衰えるどころか、
溜まりに溜まったエネルギーを
開放するように元気が良かった。
寄せてくれた
アンケートに回答します。
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◆冒頭に小林師範の話された雅子妃殿下に対して暴言を吐く者の
話が、体罰に対する権威の話へとつながるのかと非常に
興味深く思い納得した。明文化した法を持ち込むことは
権威が失われた、余裕や遊びのない、教育の自殺であるという
高森師範の言葉通りだと思った。
(埼玉県・41歳男性・会社員)
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権威の崩壊は日本中で進んでいる問題で、
自称保守派もそれに加担してるからね。
だから彼らは「革新ホシュ」であり、
実は「左翼」なんだ。
いずれ思想区分のことは、
スペシャル本を作ってでも、
普及させる必要があるかもしれないな。
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◆体罰を肯定、否定の2分論としてではなく、TPOまで含めて
議論されていてよかったです。物事を複雑に緻密に考えるのが
道場のよいところです。単純な考えに陥らずに、もう一度
体罰について自分なりに考えてみようと思います。
(千葉県・35歳男性・司法書士補助者)
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○×方式でマニュアル化
できない問題について
議論してるんだからね。
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◆先生や他の人の意見を聞く事によって
モヤモヤしていた自分の考えがくっきりしてきた。
それによって最初の考えが変わった。
答えのないことを考え続ける事が自分の成長につながる
と思いました。参加させて頂き、ありがとうございました。
(広島県・31歳男性・ホテルフロント)
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よくわかってる!
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◆“体罰”について、場所においてや年代、時代で考え方が
違ってくることがよくわかり、とても良い機会でした。
一つ言える事は、しかられたことのない人は、
社会に出ると逆境に耐えられないという事です。
社会は誰も自分を守ってくれません。
自分で道を切り拓く厳しい場なのです。
それを教えてくれるのが、家庭であり、
学校なのではないでしょうか。
(神奈川県・39歳女性・会社員)
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社会の不条理さを
家庭で学習する
という効果はあるかも。
わしはそうだったかもしれない。
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◆父親にゲンコツされた時のことを思い出しながらききました。
高森先生の「体罰はショックを与えている」というのに
深く納得しました。私も痛いというよりはビックリして
泣いていたような気がします。軽い気持ちでしたことが、
本当はとてもいけないことなのだ、とその時はじめて
わかったと思います。学校での体罰は反対ですが、
家庭でのしつけは必要なので、体罰は少しならいいのか
と思います。ただ断言はできないです。
(埼玉県・31歳女性・看護師、兼学生)
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善悪の判断が
出来ない時期ってあるからね。
それを教育されないまま育つと、
ネトウヨが出来上がるんだろう。
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◆小林師範のように激しい体罰を受けていながら、
原因を覚えていないというのでは効果がなかったのでは
ないでしょうか。しかもそういった体罰を受けたのは
一度や二度でないなら、こりていなかったということですよね。
(東京都・50歳女性・作業療法士)
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子育てをした門弟の意見では、
男の子は「上書き機能」があるそうで、
悪さをしでもすぐ忘れて、
別の遊びに夢中になるそうです。
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◆「権威と体罰が反比例する」というのはとても腑に落ちる
お話でした。父親に権威があるのは母親が権威づけている
と思いますし、先生に権威がある(あった)のは、
親や地域が権威づけている(いた)からだと思います。
権威の形成には本人だけではどうにかするのが難しい
第三者の関与する面も多分にあり、
そこが解決しづらい点と感じます。
(東京都・37歳女性・会社員)
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その通りです。
この問題は大きいですよ。
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◆教育には上下関係と権威が必要である、という高森先生の話に
大いにうなずくことができた。以前、臨時教師として
荒れた中学に務めていた時のことを思い出した。
今思い出すと、校長・学年主任とも、教師と生徒は同じ人間で
平等である、という理念をもっていた上に、権威とはほど遠い
(学年主任は授業中に生徒の前で私の悪口を言っていた)
人たちであった。幼い頃父親によくなぐられていたが、
なぜそんなに厳しかったのか、よくわかった。
(千葉県・43歳男性・現在、無職)
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分かる人には
わかるものだな。
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◆よしりん先生が仰っていたように、体罰で権威を確立するのは
難しいのではないかと思います。ここで思い出されるのは、
公教育における国歌のあり方について「強制でなくね」と仰った
陛下のお言葉です。やはり体罰も権威付けるために無理矢理
やっても効果は薄いのではないのでしょうか。
(福島県・29歳男性・地方公務員)
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よく見抜いてるなあ。
やっぱり「ゴー宣道場」の
参加者って水準?いよ。
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◆「体罰はくさりやすい」これは名言だなと思いました。
これからの時代に威厳や愛からの体罰は
とてもむずかしいが、禁止にはできない
ジレンマがなやましかったです。
(東京都・42歳男性・会社員)
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今後も考えよう。
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◆切通先生の責任転嫁が問題になっているのではというお話が
考えさせられました。何でも法制化になるような世の中には
したくない、私は子供いませんが深く考える内容でした。
今日もとても楽しかったです。とてもナイーブなテーマなのに、
先生方がところどころユーモアをいれてくれて、かつ真剣に
考えられていて。ゴー宣道場に参加して本当によかったです。
(神奈川県・32歳女性・会社員)
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笑いながら
議論したいよね。
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◆スポーツの目的は「勝つこと」である以上、体罰をして
勝てるのであれば目的対効果の観点から有効だと思うが、
現実的に女子柔道は弱くなってきている以上、
効果は薄いと思う。「勝つ」為に効果的でないのだから
体罰は部活、スポーツの場では意味はないと思う。
決まった解がない問題でいろいろな話を伺えたのは
有意義だった。体罰を切り口に政治と教育が密接につながり、
我々自身が深く考えていかなければならないことが
あることに気付かされた。
(広島県・43歳男性・会社員)
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女子柔道の現場で
行われてる体罰を、
わしはとても肯定できない。
野蛮としか
言いようがない。
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◆今は、体罰も辞さないようなしごきであるとか、
根性で乗り越えろといったような精神論よりも、
合理的なトレーニングの方が上達するんじゃないかという
お話を聞きものすごくさびしい気持ちになりました。
私は高校で野球をやってました。練習自体が体罰じゃないか
というぐらい厳しい練習でしたが、それは選手のほとんど
全員が望んでることでした。特殊な世界です。
選手の誰もが野球が大好きで、少しでも上達したいという
情熱をもっていなければ成立しないクラブだと思います。
誰もがいられる場所ではなく、厳しい練習に耐えられない人は
次々とやめていきました。やめられないということは、
ありませんでした。ただ、スポーツ推薦で入った人は
退学しなければなりませんでしたが。
(東京都・34歳男性・会社員)
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体罰で無理を強いられて、
耐え抜く自分の根性に酔うという、
マゾ的な幸福感は
警戒した方がいいとわしは思う。
耐え抜ける者もいるが、
耐えられなくて
スポーツの楽しさを知ることが
出来ない者だって生み出す。
やめたら退学じゃあ、
無理して体罰に耐え抜くしかない。
それが事故や事件に繋がる。
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◆体罰があるから成熟が早いとは言えないという説は
非常に面白いです。この説が正しいかどうかというより、
体罰を本当に「罰」として理性的に与えるならば、
その効果だって問われるべき、ということに
気付かせてくれるデータだと思います。
(東京都・35歳女性・会社員)
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貴重な意見だったね。
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◆私の職業は自衛官ですが、道場で数名の方が思われていたほど
部隊では体罰は行なわれていません。これは狩猟民族と同様、
若い隊員が部隊の戦力として扱われるためだと思います。
(確かに武器の扱いについては危険なので体罰的な指導が
行われることはありますが、イメージほどではありません)
そう考えると、小林師範のおっしゃっていたように、最近、
有望なスポーツ選手が登場しているあたり、栄養環境等が
昔と根本的に違ってきているんじゃないかという指摘は、
真に合点がいくと思えるのです。
(神奈川県・32歳男性・自衛官)
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自衛官は発言しにくいだろうが、
体罰が行われてるかどうかは、
自衛隊の名誉に関わるから、
ちゃんと発言した方がいいよ。
旧陸軍は体罰が
日常化してたようだが、
自衛隊ではその因習は
受け継いでない
ということは重要だ。
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◆私は自分が親になるまで、人に対してものすごくおこったり、
手を上げたりしたことがありませんでした。よそのお母さんが、
自分の子供をおこっている所を見ると、
「そこまでおこらなくても…」などと思っていました。
でも、自分が親になって、初めて「教える」立場になり、
しっかり鬼母となりました(笑)。
人をしかったり、たたいたりするのはものすごくエネルギーの
いることです。パワーがいります。おこったりしない方が実は
「ラク」なのです。自分の手も心も痛めなくてすむのですから。
(千葉県・42歳女性・主婦)
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体罰をしたことに、
胸を痛めてるのなら、
子供もわかってくれるでしょう。
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◆最後の小林先生のおっしゃったことが胸にひびきました。
体罰は何のために必要か。どんな日本人を育てるのか。
視座がものすごい上にあるのだと思いました。
地に足をつけ、日々をしっかりと生き、確かな実感を
積み重ねて行くことが、私に出来ることだと思いました。
体罰について答えを出すことはとてもむずかしい。
考え続けること、学び続けること、反射神経を
するどくきたえて行きたいです。
(栃木県・37歳女性・サービス業)
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それでいいんだよ。
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◆人が別の人生をもう一度やることができない以上、
体罰の効果を検証することはできないと思うので、
仮に体罰をもって教育するにしろ、そうでないにしろ、
親や教師が、子どもに対して、責任を負う覚悟を
強く持つしかないと思う。
今回の道場に参加するまでは、体罰で厳しくしつければ、
親の責任を果たせると軽く考えていたが、甘かったと感じた。
今、生まれたばかりの子どもがいるので、
今日のことを妻と話し、真剣に向き合おうと思う。
参加できて非常によかった。
(東京都・31歳男性・会社員)
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いい反応してくれてるなあ。
嬉しいよ。
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アンケート回答、
第二弾があります。