第53回「ゴー宣道場」アンケート回答2です。
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◆今回の日韓合意までの20年程にわたる慰安婦問題の流れが
よくわかりました。この問題は、当事者である元慰安婦の方々の
ことは置き去りにされていて、韓国の外交カード、アメリカの
圧力等様々な要因があることがわかった。
無理矢理フタをしてしまうような合意はとても解決になるとは
思えませんでした。
(千葉県・33歳男性・会社員)
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政府と政府の「合意」でケリをつけたように見えても、
ウィーン条約違反の少女像の撤去一つ実現できていない。
日本なら公権力を使ってあんなものは除去するだろうが、
韓国は政府にその力がない。
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◆藤岡先生のお話は、さすが第一人者であり、すべてが興味
深かった。特にメリットとされている「最終的かつ不可逆的」
という言葉には、強い違和感があり、また、いつか破棄される
と感じていたことを、みなさんの議論の中で再確認すると共に、
これは、やはり、危機的な状況ではないかと思った。
今回私は、改めて小林先生の「戦争論」3冊の慰安婦の箇所を
再読した。10年以上前の作品であるが、今こそ読まれるもので
あると感じた。
(京都府・32歳男性・会社員)
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はっきり言って、国民は慰安婦問題にも、嫌韓にも飽きて
きている。消費されてしまった。これが問題だと思う。
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◆小林先生の「今回の合意は日韓基本条約を破棄しかねない」
という議論が新鮮だった。
高森・藤岡両先生の「韓国にとって日本はゆする対象」で
「打ち出の小槌」という発言から、おぼっちゃまくんの
「歩く身代金」という歌詞を思い出した。
まさに「にっぽんは浮かぶ身代金」。
(東京都・20歳男性・大学生)
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日本に甘えているんだな。突き放した方がいい。
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◆藤岡先生の髪の毛が白くなられているのを見て、
あの記者会見から20年たったのだなと感じました。
談話の内容など詳しく聞くうちに、とんでもない話だと理解
でき、かなり絶望しています。
ただ、結局はアメリカの圧力による所が大きいのならば、
アメリカからの独立が、慰安婦問題を解決することにつながる
のでしょうか?
(兵庫県・40歳男性・自営業)
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国防をアメリカに依存してたら、名誉は捨ててるも同然でしょう。
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◆今日までこの合意は日本にとって良いものだったと思って
おりました。先生方の意見を聞きとんでもない合意だった
ことが分かって途方にくれています。
慰安婦問題の本質はアメリカが絡んだ外交で、私たちの
祖先の名誉は回復しないまま。この問題が取り上げられない
今の日本に憤りを感じます。
(東京都・36歳男性・グラフィックデザイナー)
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その通りです。
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◆もくれんさんが書いてくださったホワイトボードの内容で
分かり易くなりました。英語に訳せば、いたってシンプルな
表現で、世界へ向けてこんなに“自虐的”に発する必要がある
のか疑問でした。自国に誇りを持てない“駄目な国”と思われて
しまうようで、心配です。
(徳島県・41歳女性・主婦 パート)
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藤岡さんの資料を、木蘭さんがびっしり書いてくれたのは
助かった。
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◆日本政府の発表・発言は、日本語で書かれているものと、
英語で書かれているものでは受け止める内容が違う場合が
けっこうあると感じていたので、日本語と英語の文章を
比較して解説していただけてとても良かったです。
これで日本国内と海外の方と認識の違い、日本政府の
不誠実さが良くわかります。
(神奈川県・43歳男性・会社役員)
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わしも新たな発見だったな。
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◆日韓合意がいかに問題かということが良くわかった。
安倍総理は憲法も守らず、条約も守らず、歴史も守らず、
いったい何を守りたいのか。
少なくとも歴史を知っていれば、日韓基本条約で既に
国家間の問題は解決したと言えるのに。
勉強不足の政治家と国民も問題。
そして英文もチェックしなくては。
(愛知県・32歳男性・会社員)
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でも産経新聞や、自称保守派は、朝日新聞は責めるけど、
安倍首相は責めない。欺瞞保守だね。
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◆「安全保障か歴史の真実か」という設問はイラク戦争の
時の「安全保障か道義か」の問題にそっくりだと思いました。
歴史や道義よりも安全保障を選んでしまうのは、日本が
独立国家ではないからでしょうか?
高森先生が「国防を安全保障と言い換えているとき、
安全保障と言えばアメリカとの関係がまず先に頭に浮かぶ」
との指摘が、日本が自主性をもって外交を行っていないこと
なのだと思います。
(神奈川県・35歳男性・学生)
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日本は道義外交は出来ない、これは当然の認識のはずですが、
みんな分かってないし、それでいいやと思っているわけです。
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◆アメリカは東京裁判史観が強い(むしろ絶対肯定しなければ
いけない)ので慰安婦問題に関しては日本が悪いという観点で
押し通していくことは間違いないので、アメリカのご機嫌取り
でずっと外交をしていても日本に損害を与えるしかないのが
事実。右派の方々も安倍政権なら許されるとか嫌韓を強めれ
ば改善されるとかではなく冷静に問題を直視し、外交に力を
持っているアメリカとどのように対峙するかが重要では
ないかと思った。
(東京都・36歳男性・俳優)
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まったくその通り。
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◆今回ゴー宣道場に参加させて頂いたことで「考えるキッカケ」
を与えて下さったことに感謝申し上げます。
関西方面読者としては、東京は遠く、なかなか参加することが
できません。私と同じような状況の読者さんは、日本全国に
沢山おられると確信しています。
「考えるキッカケ」を日本全国に拡げたい。
「ゴー魂」を日本全国に拡げたい。
その作戦を仲間と考えたいと思います。
(大阪府・36歳男性・製造業経理)
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そういう攻めの思考を持っている人は貴重です。
師範だけが戦略を描くのではなく、野望を持つ人が
「ゴー宣道場」の支持者の中から現れてもいい。
その場合は、わしは敬意を払います。
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◆「土俵」を自ら作れないという高森先生の言葉に納得
させられました。慰安婦に限らずすべての問題がそこにある
のではないかと思います。
(埼玉県・41歳男性・自営業)
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そうですね。
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◆外務省はなぜ日本の国益に反する事ばかりしているの
でしょうか? そして、それが続いていくのはなぜで
しょうか? 戦争論や藤岡先生の話に賛成する人もたくさん
いると思うのですが…
最後に解決の突破口を話していただき、ほんの少しだけ
希望が湧きましたが、全体的には絶望感たっぷりな道場に
なってしまいました。
(東京都・39歳男性・会社員)
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今生きる者の合理性しか考えていないのが外務省でしょう。
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◆今回の慰安婦問題の日韓合意で安倍政権に外務省は、
米国へ好印象を与えたと思っているとしたら何て学習能力の
ない人たちなんだろうと呆れるしかありません。
イラク戦争のときも北朝鮮恐さで開戦を支持しましたが、
当の米国は何もしてくれず、北朝鮮は水爆実験を行うまでに
なりました。
しかも米国は年々軍事費を削減して活動を縮小していく
ばかりです。そんな国に必死にしがみついて果たして安全が
保障されるなんてことがあるのでしょうか。
(東京都・38歳男性・会社員)
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まったくです。今はイラク戦争を支持しておけば、
北朝鮮の脅威から守ってくれる、それが合理的判断と
甘えていたのですが、アメリカは疲弊して、世界の警察官を
止めてしまいました。裏目に出たわけです。
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◆「慰安婦にとっては問題が解決しない方がいい」という
小林先生の言葉は深い。何をもって解決なのか、そのゴールも
想定しなくては。しかし、論理だけでは動かない。「情」の
小林先生ならではの論理。
(埼玉県・42歳男性・介護リハビリ)
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知識人やマスコミには、似非ヒューマニズムしかないですからね。
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◆「嘘を通せば道理が引っ込む」「嘘を100回言えば真になる」
がまかり通っている状況に頭が痛くなる。
慰安婦問題の解決の定義は高森先生の意見に納得。
小林先生の最後の発言は納得。多分慰安婦の方々は被害者で
いないと「日本人に媚売りやがって」と差別されると思う。
(埼玉県・41歳男性・会社員)
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そういう構造なんですよ。生きがいを奪っちゃダメです。
今回も「ゴー宣道場」の支持者だけが、聡明になったことと
思います。
一般国民は幼児のままにして。
それも仕方がない。知りたい、思索したいと考えるには、
活力がいる。
全般的に活力が減退している状況ですから。
以上終わりです。次回「ゴー宣道場」を楽しみに。