ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2014.11.21 04:20日々の出来事

老人と女


昨日は気温が下がり過ぎて、体調が最悪だった。

気管支がヤバイ状態になるし、ときどき偏頭痛もするし、

仕事がはかどらない。

早めに寝て、しっかり睡眠をとったら、今日は天気が良くて、

脳が活発化している。

天候に体調がすぐ左右されるのは、老いたからだろう。

 

老いは悲しい。

67歳の婆さんに、爺さんが次々に騙されて殺されていた。

あの67歳の婆さんには色気のカケラも感じない。

だが老いて孤独な爺さんは、あんな婆さんにも騙されるのだ。

老人はオレオレ詐欺の進化形にも、いとも簡単に騙される。

老いたらダメだな。

 

石原慎太郎は「老兵は死なず、消えゆくのみ」などと言った

くせに、衆院選に出ると言いだした。

老人が率いなければならない「次世代の党」など、

矛盾が激しすぎて、存在意義がない。

どうせ自民党の補完勢力なんだから、老兵と共に消え去る

のみで構わない。

老いるって悲しいな。

 

やしきたかじんが3度目の結婚をしたのは死の3か月前

らしくて、妻はイタリア人との重婚説も囁かれている。

遺産は3か月しか結婚してない妻が相続して、実の娘は0、

遺産を巡る骨肉の争いが勃発しているようだ。

 

たかじんの周辺の人々は、「殉愛」という本に、

ものすごく反発している。

たかじんの「東京」という曲の作詞歌も、3か月妻の証言の

裏も取らずに書いた百田尚樹に対して、痛烈批判している。

 

カネを持ってる老人は、若い女にイチコロで騙されるが、

若い女に騙されるのはまだマシかもしれない。

婆さんに騙されて、毒殺される人生となると、

もう悲惨の極致だ。

老いたらとにかく接近してくる女には気を付けること。

どうせ騙されるなら、若い美人の方がいい。

やしきたかじん自身は幸福だっただろうが、周囲にとっては

死後も迷惑な存在だったようだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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