読まねばならぬ本と、読みたい本がある。
読みたい本が読める贅沢なんかわしには許されてない。
10日くらいハワイに行ったりすれば、読みたい本を
読み耽ることができるだろう。
欧州は観光になるからダメだ。
ハワイだけが好きな本を読める。
だがそんなチャンスは一年に一回もない。
一年中、仕事に追われているからだ。
資料としての本を読まねば仕事は進められない。
今は例の大作のストーリーを考えているが、以前描いてた
ときのように、戦場にいる兵隊の気分にまで持って行くため、
死屍累々の戦場の写真を見ながら、戦場のリアルを勉強し、
創作のカミが降霊して来るのを待っている。
昨日は画期的なエピソードが浮かんで、難関を一つ突破、
さらにクライマックスのイメージと、エピローグのイメージが、
実はもう閃いているのだが、具体的にストーリーになるまで
考え続けなければならない。
娯楽として本が読めるのは、わしの場合70歳過ぎてからに
なるのだろうか?
死ぬまで漫画を描いているのは、やはり問題がある。
死ぬまでには読んでみたい本はいくらでもある。