朝日新聞で「ヘイトスピーチへの処方箋」という特集記事が載って
いて、3人の識者のインタビュー記事が載っている。
そこに樋口直人という社会学者が、在特会を調査したとして発言
しているのだが、正直って呆れた。
差別デモの参加者は「社会性がなく鬱積した感情の捌け口を求めて
ヘイトスピーチしてるのではない」と言うのだが、在特会の活動家
34人の「学歴」と「職業」で、普通の市民と認定してるのだ。
大卒が24人、京大卒も東工大もいると言い、正規社員が30人で
非正規は2人、ホワイトカラーが22人、ブルーカラーが6人などと
分析している。
この社会学者はオウム真理教の幹部が高学歴だらけだったことを
知らないのだろうか?
高学歴で正社員でホワイトカラーなら普通の市民のはず、
低学歴で非正規でブルーカラーなら不満分子という分類は、
それこそが差別じゃないか!
高学歴だろうと高所得だろうと、心の空洞を抱えてテロまでやらかす
人間はいるのだ。
社会学者や精神分析医という職種の人間は恐ろしい。
日本社会はやはり学歴信仰が未だに強くて、人間性まで学歴で判断される。
しかも30人の調査で何がわかる?
その下にはやはり不遇な中年童貞がいるかもしれないじゃないか。
選ばれた30人の証言で判断するのは、本田勝一の「中国の旅」の失敗と
同じになる危険性が高い。
学歴差別、職種差別では、真実は見えてこない!