産経新聞に安倍晋三のインタビューが載っているが、
『私の感覚は「女子力開花内閣」』などと言っている。
目標は「女性の輝く社会の実現」だそうだ。
よく言うよ。
言葉だけを美しく飾っておけば、国民なんか簡単に騙せると
思っている。
「女性宮家創設」を真っ先に潰した「男系絶対固執」の
「主義者」のくせに、まるでフェミニズムの論者のような
言いぐさである。
国の象徴である天皇には、Y染色体の男系血統しかなっては
いけないというのが、安倍晋三の根本イデオロギーだ。
そんな男尊女卑の性根を持つ首相が、本気で
「女性の社会的地位」を上げたいなどと、思ってるはずがない。
内閣の女性閣僚は、つまりは安倍の覚えめでたい「名誉男性」
であって、女性ではない。
安倍の言う「女性の輝く社会の実現」の真意は何か?
すべては税収である。
「配偶者控除」をなくしてでも、女性を社会に放出して、
税収を上げたいだけなのだ。
配偶者控除をなくした段階で、夫のサラリーの税率は上がる
のだから、夫からも妻からも税金を取ろうという詐欺話である。
こんな単純な詐欺に気付かないのが産経新聞の読者や、
自称保守&ネトウヨの馬鹿どもである。
それで一方では「専業主婦」だの「親学」などと言ってるの
だから、××分裂病である。
その上、「夫婦別姓」は断固反対なのだから、禁治産者なのでは
ないかと疑うほどだ。
言葉の上澄みだけで、場当たり的に言ってるが、政策自体が
こんな風に分裂するのは、「保守」を自称しつつ、
「新自由主義」で、金儲けしか考えてないからである。
「保守」と「新自由主義」はそもそも噛みあわない。
こんな簡単なこともわからない産経自称保守の連中は、
度外れた阿呆なのだろう。