ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2014.8.27 03:18皇統問題

イデオロギーと思想の違い


ライジングに皇統の男系固執派の読者がいる。

わざわざ買ってくれて、トッキーの「ウィキ直し」を読んで

くれているのである。

もしかしたら皇統問題以外では、わしの主張に賛成する部分も

あるのかもしれない。

わしは相手の主張を読むのは立派だと思う。

わしも大嫌いなフェミニズムの主張もよく読んでみて理解

しようとする。

すると案外、勉強になる部分も多い。

だが問題は、男系固執派にせよ、フェミニズム左翼にせよ、

自分が信じる観念を「イデオロギー化」していることである。

「思想・思索」をしていない。

自分の考えを亀のような甲羅で覆って、自己点検しない。

あくまでも「イデオロギー化」することなく、「思想」しよう

というのが、今回ライジングの『ゴーマニズム宣言』で書いた

内容である。

ライジングのコメント欄に書き込んだ男系固執派の読者は

どうかな?

「思想」しているかな?

しかし、この男系固執派の意見に、たちまち反論することの

できる読者もいるのだから、頼もしい。

トッキーにブログで反論を一般公開しておくように、

頼んでおいたが、それが出る前から、もうコメント欄で反論

している者がいる。

立派です。

『天皇論』『新天皇論』、描いた甲斐があります。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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