産経新聞で百地章(男系固執主義者)が「中高生のための
国民の憲法講座」というものを連載している。
それで「女性皇族にご結婚後も活動を」と書いている。
さっさと女性皇族を結婚させて、皇籍を離脱させたいのだ。
そして公務だけはさせようと言うのだ。
そのために新たな「称号」を付与しようと言うが、それは
皇室と国民の間に、新たな身分を作るということになる。
だが皇籍を離脱すれば、その方は国民だ。
国民には基本的人権が保障されている。
言論の自由も、転居の自由も、職業選択の自由もある。
選挙で誰かを支持してもいいし、投票もできるのだ。
百地は、皇籍を離脱した女性の基本的人権を制限しようと
言うのか?
女性宮家を創ると、民間人男性が突然皇室に入り込んでくる
不安があると、百地は言う。
美智子皇后陛下だって、突然皇室に入り込んでくるときには、
右翼が大反対したんだぞ。
(この件は「SAPIO」の次号で描いている)
だが今では美智子皇后陛下は国民の聖母のような慕われ方
ではないか。
百地は、娘を皇室に入れて、その外戚として権勢を振るった
蘇我氏や藤原氏のような危険性があると言うが、だったら
今は正田家や小和田家が権勢を振るっているのか?
息子を皇室に入れたら、その息子の家が権勢を欲しいままに
出来るってか?
民主主義の世の中で、どうやって権力を得るのだ?
馬鹿が極端すぎる!
こういう異常な妄想を平然と新聞に書いて、読者から抗議が
来ないのか?
学者の肩書に誤魔化される馬鹿な国民しかいないのかね?