安倍政権は、女性皇族が結婚されて皇籍を離れた後も、
皇室のご公務に携わることが出来るように、
「皇室輔佐(ふさ)」「皇室特使」などの新しい立場を設ける
検討を始めたという。
愚の骨頂。
皇室を滅ぼしたいのか。
輔佐だか特使だか知らないが、
女性皇族が国民の仲間入りをされてしまえば、
皇室にはやがて悠仁親王殿下しか残らなくなる。
目先のご公務は形だけ処理出来たとしても、それが何になる?
ただ、皇室滅亡の危機を見えにくくするだけのこと。
女性皇族が一旦、皇籍を離れてしまわれたら、
皇室にお戻りになることは至難。
あとは、皇室の滅亡を座視するしかなくなる。
だったら、国民として生まれ、何十年も世俗で暮らして来た
旧宮家系国民男子に、新しく皇籍取得を可能するという
「前代未聞」の企てが実際に可能かどうか、
まずそっちをリアルにシビアに検討したらどうだ。
所詮、ワンポイント・リリーフに過ぎないとはいえ、
その方がまだ、皇室の存続に繋がる可能性が僅かでもある。
それで駄目なら、女性宮家の創設しかないことがはっきりする。
しかも、皇室輔佐などは勿論、それに相応しい
公的待遇が用意されねばならない。
そうなると、皇室と国民の区別は曖昧になる。
その上、国民の中に新しい「身分」を作り出すことになって、
憲法に定める国民平等の原則と衝突する。
馬鹿の極みだ。