昨日の「ゴー宣道場」、難しかったかな?
いきなり知識を詰め込みすぎたかな?
と心配してたのだが、門弟からこんな投稿があった。
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こんにちは。Tです。
今回の道場で最も興味深かったのは、日本と西洋の、
憲法に対する意識の違いです。
西洋では近代憲法が成立する過程において、王権という、
倒すべき明確な他者がいました。
そのため「国民が権力を縛る」という憲法の意義が実感
し易かったと思います。
一方の日本では、天皇が古代から立憲主義の思想で、
国を統治していました。
故に日本人は、縛る対象を具体化できなかったのでしょう。
西洋の概念を丸写ししたとき、天皇をGODとして捉えた
のは、必然的な誤謬だと思います。
しかしそうまでして西洋化しなければならなかった時期が
ありました。
自然状態の国際社会に身を投じなければいけなかった時代
に対して、思いを致したいです。
また西洋では、神との契約が根本にあること、そして契約
とは人間同士の相互不信から生まれることも分かりました。
逆に日本では、相互信頼のムラ社会が基本にありました。
この違いが、憲法に対する感度の違いに関わっているので
しょう。
日本人は、一々明文化せずとも何となく話が通じるので、
憲法も何となくあるものだと考えてしまうのだと思います。
しかし憲法は「慣習法」を元にしている。
そのため国民の意識が低下すれば、憲法は容易く形骸化して
しまう。
この御指摘は、私自身、よく噛み締めなければいけません。
取り敢えず私が今できることとして、天皇陛下や皇后陛下の
お言葉を注視していきたいです。
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いやあ、こんなに見事に理解してくれてたとは驚いた。
熱心な門弟だから(と言ったらまた選民意識が出るから
危ないが)なのか、本当に良くわかってくれている。
このTという男は普段は単なるドスケベらしくて、
笹さんの脚ばっかり見てるらしいが、内容もちゃんと
聞いていたのだ。
人は見かけで判断してはいけないな。
とにかく伝わっていたのだから安堵した。