「SAPIO」が届けられたので、さっそく『大東亜論』の
仕上がりをチェック。
なかなかいい! 絵の迫力、ばっちりだ。
満足、満足。
「SAPIO」巻頭言、韓国船事故に関して、なかなか
バランス感覚のある意見を書いている。
本当はこういうのが保守の言論なんだよ。
今の自称保守論壇がネット右翼と変わらないレベルに
劣化しているから、「SAPIO」のこういう言説には
期待する。
別の記事でも、排外主義・ヘイトスピーチに対して、
「本誌編集部」として明確に批判しているのも、
好感が持てる。
「SAPIO」もいよいよ商業主義でネット右翼に阿る愚
から脱却する勇気を持ったようだ。
櫻井よしこがヘイトスピーチに批判的な意見を寄せて
いるが、そのタイトルに日本の「伝統」とか「美徳」
という言葉を使い、「日本の国柄の大もとになっている
もの、それは皇室の存在です」と書いている。
その皇室は「男系」だからこそ素晴らしいと主張して
いるのが、櫻井よしこだということを、
忘れてはいけない。
天皇陛下のご真意は、男系・女系にこだわっておられ
ないのに、それを無視して三笠宮家に影響され、
「男系」を絶対としているのが櫻井よしこだ。
果たして「男系」が日本の国柄であり、
伝統であり、美徳と言えるのか?
さらに言うなら、女性の桜井よしこが「男系」こそが
美しいと主張することは、美徳なのか?
「名誉男性」の桜井よしこが、日本の伝統や美徳を
口にしたとて、何の説得力も持たないのである!