今朝の東京新聞にわしの顔写真が出ていた。
「ヘイトスピーチの源流を探る」という記事だが、
読んでみると記者は結局、源流は『戦争論』と言いたい
ようだ。
関西でヘイトスピーチデモを主催する「現代撫子倶楽部」
代表も「『戦争論』三部作を全部読み、影響を受けた」と
話し、関東を中心にヘイトスピーチデモの常連で活動する
極右バンドのボーカルも、『戦争論』を「感動して読んだ」
と証言する。
そしてわしのインタビューとなり、
「ヘイトスピーチは日本の伝統に反する」云々と批判を
引き出すのだが、結局記者の意見として
「とはいえ、小林氏の責任は大きい」と断罪してしまう。
朝日新聞だったら、ここまで露骨な、記者の主観的断罪
を書かないだろう。
この記者は自覚的な左翼である。
そもそも日韓ワールドカップの韓国の悪行や、竹島に
上陸した李明博大統領の悪行には一行も触れない。
韓国の「反日」政策が日本の右派に及ぼした影響を
完全無視して、日本国内の右派論壇にだけ罪を
着せている。
さらに確かに『戦争論』はナショナリズムを復活させたが、
そのナショナリズムを強引に封印していた東京新聞の
自虐史観こそが、排外主義の源流になるはずなのに、
そこは完全無視だ。
萱野稔人氏のナショナリズムに関する論考を読んでみたら
どうか?
未だに左翼の記者がナショナリズムそのものを悪と
信じ込んでるようでは、排外主義にもヘイトスピーチにも
有効な言論は作れないだろう。
せめて「ゴー宣道場」の動画を見てみたらどうか?