ゴー宣DOJO

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高森明勅
2014.4.20 02:31

憲法を巡る新書4冊

次回ゴー宣道場のテーマは「憲法」。
そこで憲法を扱った手軽に読める新書を紹介する。

(1)長谷部恭男『憲法とは何か』(岩波新書)

戦後の憲法学の主流だった東大法学部の憲法学者で
ニューウェーブ」と評された長谷部氏の憲法「再入門」本。
人民が政治の主人公であり、主権者である民主主義において、
なぜ憲法によって政治権力を制限する必要があるのだろうか。
この問題については、さまざまな答え方があるが、
ここでは、
憲法による公権力の制限を、
主権者が自らの能力を拡大ないし保持するための
自己拘束として捉
える見方を紹介しよう。
プレコミットメント(
precommitment)
という考え方である」


(2)小林節『白熱講義!日本国憲法改正』(ベスト新書)

年来の改憲派憲法学者が安部政権の憲法改正の方向性と
手順に疑問
を投げ掛けた本。
改憲のハードルが世界で最も高い憲法だと言われることもあるが、
それは誤解である。
…憲法は、国家の基本法なので、
容易に変更できるようでは、
国家の骨格がぐらついてしまう。
その時々の多数派によりクルクルと変更できたのでは
国家が安定し
ない。
だから、
他の法律以上に改憲のハードルが高くて当然である。
改憲派議員たちの改憲論には正当性があるものが多い。
だからこそ小細工をせず、正攻法で改憲を目指すべきであろう」

(3)舛添要一『憲法改正のオモテとウラ』(講談社現代新書)

切通理作さんとの対談動画「誰も見たくない?時事楽論」
第15回で取り上げた。
自民党の憲法改正「第1次草案」
の取りまとめのキーマンだった
舛添氏が、
その舞台裏を赤裸々に語る。
「私は、憲法改正の眼目は、
9条2項だと思っている。
…その改正こそが急がれている。
また、
環境権や犯罪被害者の権利など、
新たな権利を憲法に加える必要もあり、多くの国民がこれらの点では
賛成であろう。
ところが、
そのような国民も、立憲主義の原理に背反するような
憲法改正案を提示されたのでは、
拒否せざるをえなくなる。
今の自民党は、
本当に憲法改正を実現させたいのであろうか。
皮肉に言えば、
護憲勢力の後押しをしているとしか思えないのである」

(4)東谷暁『不毛な憲法論議』(朝日新書)

憲法学の非プロパーの立場から改憲派・護憲派双方の問題点を指摘し、
国民が憲法を考える際に目配りすべき広範な論点を網羅する。
今回の改憲論争で私が興味深く思ったのは、
96条先行改正論を唱える論者たちは、その多くが
現在の天皇制度を肯定しており、その多くは『象徴』

『元首』にしたいと考えているのに、
改正によって
第1条が危機に頻するとは思っていないことだ。
しかし、憲法の改正規定がすべての条項について
2分の1で可能だとしたと
き、天皇条項の改正に向けての
運動がにわかに高まることは十分考えら
れる」

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テーマ
『憲法を知らぬ保守を叱る!』

 

平成26年6月8日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

 

6月8日の「ゴー宣道場」のテーマは
『憲法を知らぬ保守を叱る!』にします。

憲法9条にノーベル平和賞をという話がある。

対象は日本国民になるという。

や・・・やめて―――――――――っ

・・と言いたくなる。


わしはそんなものでノーベル賞なんか欲しくない!

絶対、いやです!


現行憲法が占領憲法だからというような、

自称保守派の理由からではない。

とにかく気色が悪い!


だが落ち着いて考えよう。

 

天皇皇后両陛下は現行憲法を守ることに誇りを

持っておられるのではないか?


もしそうなら、憲法
9条を守る国民にノーベル賞が
与えられ、
天皇陛下がお喜びになったら、
わしはどうすればいいのか?


一緒に喜ぶか?

大問題である!

ノーベル賞をもらう前に、憲法について熱く熱く

語ろうではないか!

入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。

 道場参加申し込みフォーム

なお今後は不定期開催となるため、
往復ハガキでの応募は中止させて頂きます絵文字:重要絵文字:記念日

応募〆切 は 平成26年5/28(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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