現在発売中の雑誌に掲載されている小生の文章を紹介しておく。
『WiLL』5月号「天皇という苛酷なご生涯」
― これまで私が書いてきた文章の中で最も大切な一つ。
文末に非礼を省みず、
些かの感慨を込めて今上陛下の御製と皇后陛下の御歌を
一首づつ掲げさせて頂いた。
『歴史人』5月号「靖国神社の戦後史」
―同誌創刊以来初の戦後史特集とのこと。
しかし拙文では“戦後史”とのタイトルでも、
明治時代の東京招魂社以来の歴史を全てカバーした。
手前味噌ながら、
靖国神社の歴史と靖国問題の全体像を
これだけコンパクトにまとめた文章は、これまでなかったのでは。
貴重な写真も満載。
『JAPANISM』18号「『反韓』の起源と超克」
―雑誌の特集は「反日国家 韓国」。
しかし拙文では、むしろ我が国での「反韓」ブームの由来と、
その克服の方向性を探った。
紙幅の制約で舌足らずだが。
『一個人 別冊「天皇と皇室」』
「女性宮家と皇位継承問題を徹底対論」
「平安から江戸時代の賢帝4人の政治力解剖」
―同誌平成24年2月号と同25年6月号から再編集した別冊。
「徹底対論」には私と立場を異にする
八木秀次氏の文章も収められていて、女性宮家を巡る対立点と、
どちらが真に皇室の将来を憂慮しているかが鮮明になる。
「賢帝4人」で取り上げているのは、
桓武天皇、後白河天皇、後醍醐天皇、後水尾天皇。
この文章は既に拙著『皇室論』(青林堂)に収録している。