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小林よしのり
2014.4.16 07:26日々の出来事

笹井教授の会見で、メディアや大衆はどう変わるか?


笹井芳樹教授が出てきて記者会見をしたことは、とても

良かった。

共著者としての責任も認めたから潔い。

 

STAP現象を前提にしないと説明できない現象がある

という意味が分かった。

ES細胞の混入では説明できない、ES細胞や他の細胞と

共通しない特徴があり、小型細胞の細胞塊が出来る、

つまりストレスを与えて、何度かのステップを踏んだ

あとに出来た細胞のサイズが違うらしい。

しかも多能性がある、いろんな部位に成長する。

 

STAPは合理的現象、最も有力な仮説」という結論に

従って、やはり今後、「再現性の実証」がされなければ

ならない。

 

科学は宗教ではないので、信じる信じないで言うべき

ではない。

「悪意のある」偏見に基づいた科学者の人格中傷や

噂話で、予断を持ってSTAP細胞はない、「信じない」

などと言うべきではない。

 

小保方さんは論文に不備があるだけで、現実に

STAP細胞を作ってしまった可能性が高い。

いや、論文やノートを重要視しない人だからこそ、

科学の常識を覆す発見をした可能性がある。

小保方さんに対する名誉棄損に当たるデタラメな

ゴシップ記事や、人格誹謗を行ったメディアは、

さあどうするのだ?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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