萱野稔人氏の『ナショナリズムは悪なのか』を読んだ。
一気に読んだら少し頭が痛くなった。
一般の生活者には少し難解かもしれない。
一時期、サヨク・リベラル系統の知識人、あるいは
ポストモダンの知識人が、ナショナリズムを批判し、
馬鹿にして相対化するための屁理屈を色々ねつ造していた。
グローバリズムの中で国家の意味はなくなるという説も
流行した。
ナショナリズムは駄目でパトリオティズムならいいと
言う者もいた。
馬鹿馬鹿しいと思いつつ、無視してきたが、ちゃんと
学問的にこれらを否定してくれた良書で、勉強になった。
欧州で起こっている排外主義と、現在、日本で流行している
排外主義は、どこか質が違うと感じるので、
その辺の意見を菅野氏には聞いてみたいと思っている。
4月13日(日曜)の「ゴー宣道場」のテーマは、
「憎韓・嫌中ブームの反知性主義を斬る!」
ゲストは萱野稔人氏(哲学者)、朴順梨氏(フリーライター)
である。
極右排外ナショナリズムの原因、心因を徹底分析!
今後の対策を議論する。
応募締め切りがもう来週水曜に迫っている。