ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2014.3.25 09:30

知的興奮の渦中です

「奥さまは愛国」を読了した。

語彙力の貧困さを承知で言うけれど、

「おもしろかった!」

 

何と言うか、自分とは全く異なる手法で

現代の女性の「愛国志向」に

アプローチしていく様子は、

目からウロコの連続だった。

後半になればなるほど、

自分の心の中のざわつきを自覚しながら

読むことになった。

 

北原みのりさんや朴順梨さんから見れば、

私もまた愛国女性であり、保守的に

見えるだろう。

私はフリーライターになった頃から

「あなたは保守だ」と言われ続けてきた。

でも、保守の意味がわからなかった。

自分の祖父母の世代に何があったのか

知りたい。ただそれだけだった。

だから、周囲に「保守のアイドル」とまで

言われたときにはぶったまげたし、

ゾッとした。

何か大きな力に巻き込まれていくような

恐怖を覚えた。

 

その恐怖を、北原みのりさんは

フェミニズムの観点で分析してみせて

くれたように思う。

 

もっとも、「え、そこで男と女が

入ってくるの?」と、びっくりする

部分も多々あった。

そこまで男を敵視しなくても…と

思ったりもした。

だけど天皇誕生日に彼女が感じた

疑問は、「なるほど、そう来るか!」と

膝を打つような感覚にさえなった。

すごいなあ。

私なんて、ただ「ばんざーい」って

言っているだけだったもんなあ。

 

朴順梨さんの「はじめに」は

圧巻だった。

自分の生い立ちや数々の幼い記憶を

第三者に読ませるのはすごく難しいと

思うから。

「あとがき」で、いやいや書いたことを

知って、「それでこのレベルか!」と、

同業者としてはちょっと打ちのめされた感あり。

 

彼女はこう記している。

 

「ニッポンのおかあちゃんが笑顔でいられる」

社会へシフトするための答えが、

ヘイトスピーチの中にあるとはとても思えない。

 

まったく同感です。

私、ただいま知的興奮の渦中におります。

 

これからもう一人のゲスト、

萱野さんのご著書も拝読いたします。


テーマ
『憎韓・嫌中ブームの反知性主義を斬る!』

平成26年4月13日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。


入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要



申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。



 道場参加申し込みフォーム



なお今後は不定期開催となるため、
往復ハガキでの応募は中止させて頂きます絵文字:重要絵文字:記念日

応募〆切 は 平成26年4/2(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ




笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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