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小林よしのり
2014.3.16 06:34

産経新聞の平和ボケ・反米転向はガキだ

産経新聞の産経抄が、安倍首相が河野談話を
「見直さない」と言明したことに腹を立て、やけに
感情的に反米に転じている。
米史上最も考えの甘い大統領やソウルの頑固な
お姫様のご機嫌をとって、わざわざ首脳会談を
する必要もない。朝鮮半島が有事になって
最も困るのは、日本ではなく韓国なのだから

なんてヤケクソの筆致だ。

アメリカが何と言おうと公然と村山談話を見直し、
韓国との首脳会談などしなくていいというのは、
外交を拒否する態度に他ならない。

朝鮮半島有事の際は、日本も巻き込まれるのは
当然だ。
膨大な難民が発生するかもしれず、
日本海沿岸は大変な事態になろう。
難民に混じって工作員も上陸するかもしれず、
日本も確実に有事だ。

北朝鮮に中国が加勢したら、アメリカも黙っちゃ
いられないし、日本も戦争に巻き込まれるのは必定。
日本国内の米軍基地を狙って、テポドンが飛来して
くれば、基地周辺の日本人の住居にも損害が出て、
死者も出よう。

今の北朝鮮の指導者は、最も過激に独裁的で、
何をするかわかったものじゃない。
日本の原発を狙われたら、日本はもう機能しない。
「平和ボケ」して、子供みたいに手足を
バタつかせている場合ではないのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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