ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2014.3.4 09:18ゴー宣道場

「ゴー宣道場」アンケート回答 その1


32日、第40回「ゴー宣道場」は『専業主婦は女の
あるべき姿なのか?』というテーマで開催されました。

参加者のアンケートを紹介します。

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◆専業主婦をテーマにここまで話題が広がって行くのは
ゴー宣道場ならではと思います。必死に頭を回転させて
内容を追っているうちに、いつの間にか3時間を過ぎて
いました。
やはり、動画でパソコンで観るよりも、直接会って話を聴くと
聴覚、視覚だけでなく皮膚感覚も研ぎ澄まして聴きますので、
頭を使い、ここち良い疲れが残りました。ありがとうございました。

(埼玉県・40歳男性・地方公務員)

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やっぱりライブかな。

感覚ごと伝えたい、その場で共有したいものがあるしね。

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◆主婦として、今の自分の立場や考えを発言させてくださり
ありがとうございました。昔は、共働きであることが当たり前
だったから専業主婦は日本の伝統ではない…というのは
「なるほど」と思いました。

私の周りは専業主婦はヒマで良いねと言われることが
多いので、コンプレックス的な気持ちもあったが、先生方から
主婦が悪いわけではないとか、こうじゃなくてはダメという
固定観念があってはダメだというお話が聞けて、
考えの転換ができた気がする。

(千葉県・35歳女性・専業主婦)

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専業主婦、働く主婦、シングルマザー、独身OL
どの生き方が正しいかなどあるはずがない。

たまたまの経済的な境遇に過ぎない。

ただ、格差が拡がり過ぎて、専業主婦で子育て出来る
経済的環境ではなくなってきたということだ。

主婦も働かなきゃ、子育て出来ない年収になってきた。

それは少子化に影響するだろう。

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◆皆が取りかかりやすいわかりやすいテーマでありながら、
ものすごく深かったです。グルグル考えながら、どんどん
深く掘り下げていく感覚でした。

こまかな対策を立てることも大切かもしれませんが、
もっと大きな日本全体の「希望」が少子化対策には必要だと
思います。
今後どうなっていくのか見えない「不安」、経済的な「不安」が
大きすぎて、子供を持とうと思えなくなってしまいます。

(神奈川県・32歳女性・会社員)

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その通りだ。専業主婦が「あるべき姿」なんて、個人の
生き方の問題で、少子化を解決できるなんて、笑止か!

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◆世の中が変わってきて専業主婦ではやっていけないと
私自身も思っていますが、ご年配の方にいつも専業主婦は
素晴らしいとかそうでなければいけないような言われ方を
いつもされて、納得がいきませんでした。

それぞれの家庭の事情によって変わってくるものだと思いました。

(東京都・46歳女性・パート、主婦)

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ご年配の時代は高度経済成長だからね。

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◆専業主婦が成り立たない社会状況なのに、その実態を無視、
見ないようにして、これさえあればなんとかなるは、
まるで「神風」信仰だなと思いました。
見たいものしか見ないを繰り返していては、
日本が変わることがないのは間違いないです。

(茨城県・52歳男性・会社員)

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自称保守の者たちは、時代の急激な変化について
行けなくて、昔の自分の時代と、今も変わらない社会だと
思い込んだままなんだな。

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◆子供は女性だけでつくれるものじゃないのに、
女性の環境さえ変えれば少子化対策になるかも…
という発想が不思議。
「専業主婦がいい」というのは団塊の世代の方々が
右肩上がりの良かった時代の雰囲気を引きずったまま、
自身はリタイアして年金をもらいながら安全な地位を
確保しながら言える事なのかなと思う。

(神奈川県・46歳女性・パート職員)

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あっさり言えばそういうことかな。

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◆産業構造の変化が、夫婦のあり方、家族のあり方を変え、
地域共同体までも破壊してしまったことが、少子化の
根本原因なのだと思いました。

主婦の一番重要な家事は子育てかと思いますが、
収入が減っていく中では、共働きしなければ成り立たない
家庭が増えているという現実に向き合うことなしに、
この問題について議論する資格がないと思いました。

この事実を認識することが、この議論のスタート地点である
という前提に立たない限り、あらゆる議論は無意味と思います。

(岩手県・38歳男性・自衛官)

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アベノミクスなんて言ってるが、円安で物価は上がり、
賃金は下がり続けてるわけだ。

そして消費税が上がるのだからな。

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◆私の意識の根底に「自由こそ善」という固定観念があり、
高森先生の「多様性」というフレーズに気持ちよくなり
ウンウンと頷いてしまったのですが、その後の笹師範や
切通師範の話を通し、高森先生が「多様性は全て個々の
才覚にゆだねられるのが恐い。多様性+社会全体の
一定のコンセンサス(縛り)両方が必要」との意見は、
とても心に残りました。
あとよしりん先生はやはり「優しさ」が核にある人なんだなと
実感しました。

(神奈川県・29歳男性・介護職)

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安倍首相はダボス会議で、さらなる新自由主義を
宣言している。

あれを国内で言わないのだから卑劣だ。

新自由主義ならもう自己責任で、個人の時代なんだから、
憲法改正で「家族依存」を強調したり、「道徳教育」を
重視したりするのは、まったくナンセンス!

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◆初めての参加。初めての生よしりん。よっぽど
「よしり?ん!」さけびたかった! 
参加者はそれぞれの「志」を持った人達なのかな、と感じた。

どとーの時間をたんのうし、頭の整理がつきません。

一つ言える事は、「よしりん最高!」応援しています!
(AKBは別にだけど)

(神奈川県・35歳男性・会社員)

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「ゴー宣道場」は、AKBは別にの人も大丈夫。

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◆「専業主婦でなければ」という発想が男にプレッシャーとなり、
非婚が助長され少子化に拍車がかかる、という高森先生の
ご指摘はおっしゃるとおりだと思います。
言われるまで気付かなかったのは、独身男性として不明で
あったように思います。

(神奈川県・33歳男性・会社員)

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まったくその通り。

今どき、男一人で家族を扶養せねばと考えたら、
さらに結婚しないよ。

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◆少子化の問題は単に数値をupさせる小手先の手段では
意味がない。小林先生のおっしゃるように新しい「価値観」を
提示しなければいけない。
そうすれば自然に神の見えざる手?によって適切な数値に
なっていくことと思う。

(埼玉県・40歳男性・介護リハビリ)

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高度経済成長を幻影を追って、少子化が進む国土で、
ひたすら無駄な公共投資にカネを投入する愚かさは呆れる。

公共投資は、国家ビジョンに基づいて行うべきである。

東京オリンピックを目的に公共投資やってたって無意味だ。

 

アンケート回答は、もう一回あります。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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