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小林よしのり
2014.3.4 02:54

河野談話の見直しって本気っすか?

自民党の補完勢力・維新の会が「河野談話の見直し」を求めて
500人くらい集まったらしい。
本気っすか?

そこに桜田文科副大臣が登壇して賛同の挨拶をしたという。
桜田は政府の要人ですよ。
本気っすか?
アメリカ政府がチェックしてますぜ。

安倍政権の「コアな支持層」である産経新聞も社説で
「徹底解明し早急に見直せ」と主張している。
本気っすか?
オバマ大統領並びに米政権は怒りますぜ。

「親米保守」の連中は日米同盟と言いながら、
アメリカに嫌われることばかりする。
「反米保守」と言われたわしは、北東アジアの情勢をにらみ
ながら、プラグマティックに考え、米政府の考えがよくわかる。
一体、こりゃ、どうなってるの?

最近、親米保守の大ボスだった田久保忠衛は、アメリカが
日本を裏切るかもしれないと警鐘を鳴らし始めた。
本気っすか?

そんなことは、わしは10年以上前から言っていたことだ。
思慮の甘さがすごいな、自称・保守派は。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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