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小林よしのり
2014.2.16 23:38震災・原発問題

原発即ゼロの民意193万票の意味

週刊新潮を見たら「なぜ「脱原発」から民意は離れたのか!」
という見出しが載っていた。
そらあ、変でしょ。

宇都宮・細川で193万票も「即ゼロ」の民意があって、
ガンガン推進の民意は田母神の60万票だ。

舛添の票は、原発は徐々に減らしていくが、
今は目先の暮らしのことでいいという中庸の民意だ。
しかも舛添票は悪天候で投票率が下がった時に有利な、
創価学会などの組織票が多い。

「即ゼロ」という最も過激な民意が193万票も出たという
事実にもっと驚嘆すべきだろう。
そして「即ゼロ」が実は過激ではなく、今も「原発ゼロ」で
暮らしているという実感が人々の間に浸透しているわけだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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