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小林よしのり
2014.1.16 02:59

靖国神社の意義を知らぬ連中

産経新聞で宮家邦彦という者が、
「日米の認識ギャップを埋めよ」と書いているが、
これがわかってない。

首相の靖国参拝が「第二次世界大戦前の
日本の行為を正当化する歴史観の肯定」では
ないと、米側、特にアジア関係者に納得させよ
と言うのだ。

つまり戦没者の「慰霊」のための参拝であり、
不戦の誓い」のためだとわからせろと
言うのだろう。

これは重大問題であるが、
自称保守・親米ポチどもにはわかってない。

靖国神社が「慰霊」のための施設ならば、
東京裁判の肯定になり、戦死者たちは
犠牲者・犬死にとなるのだ。

逆に「顕彰」の施設ならば、東京裁判の
否定になり、戦死者たちは英雄になる。

安倍晋三は戦死者を犠牲者にして、
犬死にと認定し、「慰霊」をして、
「不戦の誓い」を行った。

すでに靖国神社を「慰霊施設」にして、
A級戦犯を分祀し、東京裁判を強化する
準備が進められている。

何度でも言う。
靖国神社は「英霊」を「顕彰」する
神社であって、
「慰霊」の施設ではない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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