ゴー宣DOJO

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切通理作
2013.12.7 05:07

小林よしのりさんの<眼福>に教えられた

 
先日の道場終わって以来、僕は、自分のメルマガを新たに作ろうと準備していました。

日本の映画をなるたけ全部見てレビューしようというもので、
「映画の友よ」という題に決まり、無事
創刊号出せました!

 

よろしければ読んでくだされば幸いです。

http://yakan-hiko.com/risaku.html

試し読みOKです。

毎回僕の長編評論が冒頭に載る予定ですが、

創刊号なので特別に二つ、

『「かぐや姫の物語」と監督・高畑勲論』

『「キック・アス2」にみる日本とアメリカのヒーロー観の違い』

書きました。

後者は、道場でも議論したサブカルヒーローの話題
とリンクしていますし、

「かぐや姫の物語」は当初「風立ちぬ」と
同時公開が予定されていた作品で、

宮崎駿の「風立ちぬ」が、
才能のある人がわき目もふらずやってきて
フト周囲を見たらみんな滅んでいた・・・
という内容だったのに対し、

宮崎を育てた人物でもある高畑勲の
「かぐや姫の物語」は、
どんな凡夫にもある「人生を輝かせたい」
という願望を直接揺さぶり
「お前の人生結局どうなの」と
自分のこととして考えさせる力を持った
作品だと思います。


そして創刊号では小林よしのりさんに
最近面白いと思う映画について
インタビューしました!

小林さんのことですから、
あの宮崎駿が批判したゼロ戦映画
『永遠の0』や、

前田敦子が主演した『もらとらむタマ子』
の話題は外せないと
思ったのですが、

さてどんなインタビューになりましたことやら・・・・。

実は、予想を上回る展開に眩暈がしました!

僕が四の五の言うより、
直接読んで下されば幸いです。

タイトルは、
「小林よしのりのときめき映画館
『かわいいが正義!』の眼福論」

僕が勝手に付けたタイトルなので
「わしはそんなこと言ってない!」
と怒られるかもしれませんが、
小林さんと映画について話していて
<眼福>という言葉が浮かんで来たのです。

難しい理屈よりなにより
<眼福>をもたらすかどうか。

それが究極の批評なのかもしれませんよ!

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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