わが国の元号の起こりは「大化」。
以来、時代の変遷を超えて、
武家政権が登場しても、
この点に変化はなかった。
ところが、
このままでは「大化」
「昭和」を最後に失われてしまいかねない、
そこで有志国民が立ち上がって、
昭和54年に「元号法」を制定した。
だがこの法律では、元号は政令で定めることになった。
そうすると、元号は天皇の手を離れて、
勿論、政令である以上、
(憲法第7条)。
しかしそれだけでは、
そんな懸念があった。
これに対し、
政府は予め陛下の「御聴許」
それが果たして事実かどうか。
今回、
昭和から平成への御代表替わりの実務を取り仕切った
石原信雄元内
このことについて明確に証言されたのだ
(『週刊ポスト』12月6日号)。
それによると、
上奏している。
「正化」「修文」「平成」
「元号に関する懇談会」で8人のメンバーが「
石原氏はそのことを、軽い意味で「
表現されている。
だが国家の公式な立場では、
正式な決定ではない。
その正式な決定の前に陛下に上奏している事実は、
ここで陛下の御聴許を得た上で、
この手続きを踏むことで、元号は天皇がお定めになるという、
それは、わが国における究極の「公」の体現者という、