ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2013.11.7 15:51

その錦の御旗はホンモノか


あれは中学のときだったか

高校のときだったか。

授業で先生が教えてくれた。

 

日本は非常に特殊な国家形態で、

つねに天皇が上にいるの。

どんな権力者も、天皇から

その権力を与えられるという形をとっていた。

不思議でしょ?

では天皇は何を持っていたか。

「権威」です。

何が特殊かって、この権威と権力が

日本では明確に分けられてたってこと。

ほかの国は、一緒なんです。

ほかの国は、権威と権力を何とかして

分けようと努力した。

けれど分けることができなかった。

それを、日本は何の苦もなく成し遂げて、

ずっと維持し続けているんだよ。

 

ほえええーーー。

日本ってすごいな。

 

ちゃんと学校でもまともなことを

教えてくれていたんだと思う。

 

あれ。

本当に授業だったかな。

読んだ本に書いてあっただけかな。

これを書きながら記憶があいまいに

なってきた。

まあ、どっちでもいいや。

肝心なのは、権威と権力が分けられていたってこと。

 

日本って面白い国だな。

まだ十代だった私は、

そういう日本の特殊性みたいなものを

解明してみたくて、うずうずしていた。

それが巡り巡って、結局「日本軍」に

興味関心がいったわけだけれども。

 

権威というのは、有り難いものだけれど

そこに「実行力」はない。

権威からお墨付きをもらって

実際に実行するのは権力を持つ者だ。

彼らは「錦の御旗」を掲げた。

それが自らの正当性を示すものだった。

 

山本太郎議員の手紙事件の一報で

真っ先に思ったのは、

「何をばかなことを」だった。

権威に直訴したって、実行力はないのだ。

気持ちはわかるけどサ。

権威に直訴して事が収まるんじゃ、

権力者である議員はいりませんぜ。

 

ところがその後、政治利用云々の

報道を耳にして、「???」。

彼は「錦の御旗」を掲げて

何か実行しただろうか?

 

自分が「錦の御旗」を掲げていると

言わんばかりに彼を糾弾する人は、

今一度、その旗がホンモノかどうか、

確かめてみたほうがいい。

権威と権力の分離、これは実にふかーーい話。
国家を形成する根幹ともいえます。
次回道場は、定期開催最後にふさわしいテーマとなりました。


テーマ「政治権力と天皇」

 

平成25年12月1日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

 

HP上の申し込みフォームからも申し込み可能です絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のHPメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。
当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。



 道場参加申し込みフォーム



引き続き、往復ハガキでの応募も受付けております絵文字:重要絵文字:記念日


入場料は、お一人1000円です。

参加ご希望の方は、

往復はがき に、『第39回参加希望』 と明記、

さらに、


1.
氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)

2. 住所

3. 電話番号
4. 年齢

5.
職業(学生の方は学校名)
6.
募集を知った媒体
7.
応募の理由と道場への期待

返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、

152-8799

東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め

『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端


まで、お送り下さい。

応募〆切平成25年11/20(水)必着です。


当選された方にのみ
当選通知を送らせて頂きます絵文字:記念日
(往復ハガキで応募された方は返信ハガキで、ネットから応募された方は
 当選メールでの通知となります。)

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

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第119回 令和6年 11/2 SAT
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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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