よしりん先生の
登場です
『AKB48論』 を終え、
スタッフは嬉々として
休みに入っている。
わしは来週から
ペン入れが始められるように、
『大東亜論』のコンテを
やっている。
秘書みなぼんは
ゲラのチェックがあり、
「ゴー宣道場」の
応募者から当選者を決め、
はがきやネットで
返信する作業があり、
さらに来週の
『小林よしのりライジング』の
準備もあるので、
一人で出勤して
仕事をやっている。
来週の月・火曜は、
外の仕事があるので、
今週中に配信準備は
整えておかねばならない。
『AKB48論』が
深夜までかかって、
秘書みなぼんが仕事場に泊まり、
起床して腹ごしらえに
門弟のWさんからいただいた
「おやき」を食べようとしたら、
全部、スタッフが
持って帰っていたらしい。
すごく怒っていた。
奴らは休みの間は酒盛りだと、
お中元のビールも日本酒も
山分けにして持って帰った。
秘書みなぼんは、
わしが夕食くらいどうだと誘っても、
「そんな時間はない、
コンビニで適当なものを
買って食べる」
と言う。
そのくらい忙しいのに、
編集者から
「あとがき漫画が
データに入ってない」
という催促の電話があった。
チーフ・広井に確認したら、
データに入れ忘れたと言う。
わしが全部、
手描きで仕上げた原稿を、
渡してないのだ
結局、そのデータ処理も、
秘書みなぼんが
やることになった。
漫画の仕事は
サラリーマンのようには、
仕事と休日の区別がつかない。
原稿を渡した後から、
編集者がネームの間違いや、
絵のミスを発見することがあるし、
わしが発見してしまうこともある。
そうなったら描き直しもある。
原稿が印刷会社に
持ち込まれるまでは、
何があるかわからない。
完璧主義を貫かずに、
サラリーマン化するような奴は、
この仕事をやる資格がない。
スタッフは肝に銘じろ