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高森明勅
2013.4.10 14:44

峯岸みなみさんの立候補に拍手

AKB48の選抜総選挙に新しく
「立候補制」が導入されて、
最も巨大な困難に立ち向かう羽目に陥ったのは、
他でもない峯岸みなみさんその人だろう。

全員自動的に投票対象になるのなら、
彼女はどれだけ気が楽だったか。

自分の意志で立候補するとなると、
彼女の場合、強烈な逆風が当然、予想される。
しかし、立候補しないということは、
ほとんどファンに対する裏切りに近い。

運営サイドは「どちらを選んでも自由だよ」と、
ひたすら自分たちの責任回避に努めている。

そうした中で、彼女は敢然と立候補した。

大の大人でも、なかなか出来ることではなかろう。
彼女のような事情を抱える中で、
彼女のような決断が出来る男どもが、果たしてどれだけいるか。

立派だ。何より、その勇気に拍手を送りたい。

立候補制導入への小林よしのりさんの疑問に賛意を表した時、
峯岸さんに「清き一票」を投じたいと書いたのも、
彼女の立候補を願ってのことだった。

彼女は一体、どのくらいの票を得ることが出来るのか。

ここから先は、ファンが試される番だ。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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