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トッキー
2012.12.5 01:56よしりん先生の登場

国家ビジョンなき公共投資の愚

よしりん先生の
登場です!!

・・・・・




昨日、野田首相の
インタビューを聞いて、
やはり安定感のある
政治家だなと感心した。


鳩山・菅からではなく、
野田首相から民主党が始まれば、
自民党の出る幕はなかったかもしれないし、
自民党ももっとましな政党に
生まれ変わっていたかもしれない。


米欧は没落し、今後は
インド・中国・東南アジアの時代が来る。


TPP
に国益はないということを
わかってくれれば、
野田民主党に任せたいのだが。

 

「未来の党」はやはり
サヨク体質が鼻についてきた。


国民の不安感が「強い政治家」を
求める時代になっているときに、
嘉田党首の品の良さでは
物足りないのかもしれない。


小沢一郎の影響力が見えたらダメだ、
「国民の生活が第一」の看板すげ替え
と思われたらダメだと、
あんなに山田議員に言っておいたのに、
イメージ作りに失敗しているのではないか?


脱原発を卒原発に
言いかえたってダメだ。


どこの政党もそうだが、
脱原発をワン・イシューの
政策としてしか語れないのが
発想の貧困なのだ。


あとは膨大な浮動票の中に、
脱原発を本気で考える者が
どれだけいるのかにかかっている。

 

「維新の会」は
石原慎太郎を党首に担いで、
矛盾だらけのデタラメな政党なのが
見え見えなのに、
それでも支持率があるらしいから驚きだ。


「強い政治家」というイメージだけで、
ここまで白紙委任してしまう人々が
いるのだから、民主主義の限界を感じる。

 

「脱原発」「反TPP」は、本来「保守」が
主張しなければならないのだが、
「サヨク」しかいない異常さ
については、昨日配信した
『小林よしのりライジング』
に書いている。

http://ch.nicovideo.jp/article/ar20675 

それにしても安倍自民党の公約のように、
日銀にプレッシャーをかけて、
建設国債を買いオペさせ、
10年で100兆円公共投資にばら撒けば、
本当にインフレになるだろうか?


現在のデフレは
本当に日銀のせいか?


日銀はすでに十分金融緩和をしているが、
企業に資金需要がないのが実態だ。


国内にはモノが供給過剰で、
人々の消費意欲の質が変化している。


公共投資は必要だが、
国家ビジョンなき公共投資は、
結局赤字を膨らませるだけに
終わるだろう。


未だに経済成長の幻影に捉われて、
「景気対策が一番」と言う
国民もいいかげんなものだ。


自分たちはデフレで助かっているし、
インフレになったら絶対に文句を言うくせに。


世界同時不況を前提にした
国家ビジョンを考える
政治家も国民もいないから、
同じ過ちを繰り返す愚を犯し続けるのだ。

 

坂の上の雲を目指すのではなくて、
坂の下の土地を耕せ
という、
わしの忠告に気づく政治家は
いつ現われるのだろう?

トッキー

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