福島第1原発事故後、最初の総選挙。
最大の争点は当然、原発への対応だ。
にもかかわらず、この課題から逃げた政党がある。
政権復帰がほぼ確実視されている自民党だ。
「3年以内」に答えを出す、とか。
何と無責任な言いぐさか。
おそらく本音は、原発の維持・推進だろう。
しかし今、それを打ち出すのは選挙対策上、うまくない。
そう考えて、曖昧な表現でお茶を濁すつもりだろう。
ずいぶん国民を舐めた話だ。
原発推進なら推進で、
明確に態度を示した上で国民の判断を待つのが、筋ではないか。
じつに不誠実だ。
それとも、本当に原発への態度を決めかねているのか。
もしそうなら、かつて政権にあった政党とは思えない、
当事者意識の欠如と言わねばならない。
いずれにしても、こんな政党に国政を委ねるわけにはいかない。
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