ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2012.8.22 16:05

よしりんと道場生(アンケート)の対話・その2

小林先生、結膜炎だというのに
こんなにいつもと変わらず
フル回転で大丈夫でしょうか。。。
ちょっと心配なのですが、
さっそくアンケートへの返信第二弾が来ました!
連投しまっする絵文字:急ぎ


アンケート回答の第二弾です。

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◆小林先生の子どもたちへのやさしさに感動しました。私の親は、いじめられることを恥とし、非難するので、いじめられても親に言えませんでした。だから私はいじめに対する鈍感さを身につけたり、かばってくれる友人の助けを借りていじめっ子とケンカして解決しました。やっぱりある程度の暴力で親や教師が子どもの世間にも介入する必要があると思います。

(茨城県・40歳男性・地質学者)

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学校はひとつ間違えれば「空気の共同体」と化し、リンチ・スクールになるのです。

教師はその「空気の共同体」の加担者になります。

親も期待できない場合だってあるんですよ。

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◆写真週刊誌、芸能週刊誌等、芸能人の誹謗中傷等やり放題です。おぎやはぎの件はお笑い芸ですが、それをわからないネット住民は他人を吊るし上げることに快感を覚えるようです。日本の自衛隊、韓国の軍隊にも内部のイジメはあります。確かに命の大切さ、尊さを理解できる人間は、増えると思いますが…。

(東京都・42歳男性・介護職員)

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集団で誰かを吊し上げたいという欲望が、今の日本には渦巻いていますからね。

特にネットでは「匿名」でリンチに加担できるのですから卑怯者が多くなりましたね。

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◆皆さんの話を聞いて、昔からいじめはありましたが、昔はいじめというより、からかい半分という経験はほとんどの方があると思います。私の長女(現大学3年)が中1の終り頃に、いじめが原因で自室で首つり自殺をした男の子がいました。女の子に体育着をゴミ箱に捨てられたり、友達に死んじゃえと言われ自殺してしまいましたが、その当時は、今の子は精神的に弱いと思っていましたが、今は自殺する勇気があるならなんとか解決できなかったのかと思います。学校からは特に説明はなく、かくすような対応でした。今なら大変だと思います。

(埼玉県・46歳女性・会社員)

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昔のいじめは「からかい」「いじり」くらいだったかもしれません。

それでも「イジメ」の萌芽ですから芽は早く摘んだ方がいい。

今はブームのように「いじめられ自殺」を報道していますが、まだいっぱい隠された「いじめられ自殺」もあるのでしょうね。

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◆いじめについては、分析の段階はすでに終了していると思います。

今必要なのは、「ではどうしていくか」と考えることであって「昔はこうだった」と振り返ることではないと思います。昔は、倫理という感性を無意識に育める環境に日本全体があった様に感じますが、今は、感性を意識的に育てていかなければならない時代のように思います。もはや、「命が大事」と教えられることが必要なのではなく、なぜ?を教え、そこを感じる心をどう育てていくかがテーマとなると思います。

(東京都・35歳女性・看護師)

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そうです。ノスタルジーは解決になりません。レベルが違うんです。

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◆師範方や発言者の話を聞いているうちに、だんだんと日本人が中国人化しているようで恐ろしくなってしまった。

自身のプライド等を満たす為に他の人や物を攻撃するのは、まさに中国人が得意とする「指桑罵槐」ではないかと思います。

(東京都・41歳男性・会社員 /中国籍)

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日本人の中国人化、まさにそうでしょう。

子供のうちからイジメ(リンチ)がえげつなくなっています。

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◆確かにいじめは私が小学生の頃から続いていて、昔から問題視されていますが、一向になくなりません。これは小林先生の仰るように、現代の風潮にこの学校という教育システムが適合していないのではないか?とも考えることが出来ると思います。重要な視点だと思います。

(神奈川県・31歳男性・自衛官)

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問題は幸福そうな自由な学校が、ある日を境に、市民社会の法が適用されない恐怖の共同体と転化する。

それを未然に防ぐべきだと、わしは言っているのです。

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◆クラス替えや担任替えで強制的にシャッフルするというのは、私が小学生の頃からも実施されていて、多少の効果はあるのかもしれないが、いじめが始まって23カ月で自殺にまで追いこまれてしまうとすると、年単位で動くシステムだけでは救いきれないですね…

(東京都・38歳女性・会社員)

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6か月で、一部分だけでもシャッフルされると、児童がわかっていれば、希望が自殺を防ぎます。

この「ゴー宣道場」のシステムは、すごくよくできてますよ。

完全固定化はなく、流動性を持たせ、「公共心」を育むシステムになってます。

毎回はがきで参加するのに、門弟にならない人。

ときどきはがきで参加する人。

初めて参加する人。

門弟になっても、メ―リスに入らない人。

メ―リスに入っても、設営隊は志願制です。

それで顔なじみはできるし、道場以外の日に交流もあるようです。

ストレスを感じたら、去ればいいし。

自分の意欲、協調性、事情に合わせればいい共同体で、それでもストレスを感じたら最後には逃げるのも自由。

自分の野心のために、きちんと礼を言って、卒業した者もいます。

「大人だから」ときっと言うでしょうが、子供は大人よりもストレスに強いなんてことはありません。

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◆小林師範の学校のクラスを固定化せず流動させるという意見は自分の体験に照らしてみて、効果に疑問が湧きました。自分が小学生のとき、3年と5年でクラス替え、先生替えがありましたが、それでも目をつけられたので、学校をやめる方が一番効果的だと思います。

(東京都・34歳男性・会社員)

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もっときめ細かいシステムを言ってるのに、わかってないな。

辞めるのも否定しないよ。

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◆小林先生が提案された、小中高校におけるクラスの流動化については、いじめ対策に対しては、非常に効果があると賛成する。一方で、子供達が社会に出てから耐えうるかという不安も感じました、(会社という組織は、かなり閉鎖的なコミュニティである為、それまでにある程度の耐性は養っておく必要があるとも考えられます)

(神奈川県・32歳男性・会社員)

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一般社会の共同体の縮図が、小学校の共同体というのは、嘘です。

市民社会には法が適用されますが、学校は無法地帯です。

だから警察が入るしかないほどのリンチ殺人が行われている!

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◆私が住んでいたスリランカでは葬式のとき、遺体をテーブルの上に載せ、参列者全員に見えるようにします。正直言って怖かったけれども、死を身近に感じる良い機会だったと思います。お香典という制度がないので、村中の人が来ます。

(東京都・49歳女性・作業療法士)

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いじめ殺した同級生の死体を見て、笑っていたという話もあるからなあ。

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◆空気に流されない事は難しい事だと思うし、空気に流されていじめにカタンしてしまった事があるから、やっぱり難しいと思った。

小学校の時の6年生の担任の先生はふつうの先生ではなくて、クラスの人が学校にきて楽しくなるようにしてくれた。でも、その事で他クラスには色々言われてしまっていたけれど、それだけ私たちの事を考えてくれていた事が分かった。

自分が知らなかったイジメにつながる事を聞いていて、学べたし今までと考え方が少し変わったりしたし、どうして起こってしまうのか考える時間がふえた。会場に居る色々な人がそれぞれ違う意見で、聞いていて良い話が聞けて良かった。

(東京都・13歳女性・中学生)

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13歳の中学生が「どうして起こってしまうのか考える時間がふえた。」と書いてくれた。

わざわざ参加してくれて、真面目に聞いてくれたんだ。

かっわいいなぁーーーーーーーーーっ?

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◆空気による秩序、倫理による秩序、この対比にいつも悩み、考えながら日々の現場での言動、行動を決定している。今は職場でも「倫理による秩序」を優先し、行動するので、無視や疎まれるのをよくかんじるし、自己保身を良く考えろとも、上司に言われる。社会的な死を覚悟して、発言を続けるのか? 戦い方を変えるのか? 空気による秩序におもねるのか? 学校のいじり程度はすまないイジメ、差別、バランスの取り方の難しさを社会ではビシビシ体験する。

(埼玉県・30歳男性・会社員)

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やっぱり自分の周囲しか見えないのかなあ?

「学校のいじり程度ではすまないイジメ」?

今の学校のイジメはいじり程度ではないと、あんなに説明したのになあ。

リンチ・脅迫という「犯罪」が平然と行われ、教師もそれに加担していているんだぞ。

学校のイジメとは、直接的・肉体的暴力、集団リンチ、カネを奪う恐喝、精神を恐怖に陥れる言葉の暴力のことです。

これ以上のことがあなたの会社で行われているのなら、警察に訴えなさい。

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3人娘ですが、小4の末娘以外は何度かビンタしました。ひょっとしたら、末娘が今まだ相手してくれるので、かわいくてたたいていないのかもしれません。いやまずまちがいない(笑)。

システムの再構築という視点は、なるほどと感じました。最後のIさんのお話は、親の立場の素晴らしい御意見でした。最後のとりでとなれる親でもありたいと思います。

(神奈川県・49歳男性・会社員)

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雅子さまはよくやったよ。

自称保守派は全然わかってないけどね。

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◆師範の方々による総括的なお話で、今回の議論がまとまって良かったと思います。最後に発言された女性の「学校を絶対視しない」という意見はイジメに苦しんでいる子どもたちに勇気を与える事ができると思いました。

(東京都・40歳男性・医師)

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そうですね。

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◆いじめられたら、学校に行かない選択すばらしいです。しかし学校でいじめられ、家にも居場所がない子供はいます。そんな子が自殺をえらんでいることも多いのではないかと思います。「どこにも」行き場のない子供をどうしたら守れるのでしょうか。答えは出ません。私自身、親に愛されず絶縁して生きてきましたが、よくサバイブできたなあと思います。

いじめられてつらい小学生のとき、「死んだらお父さんお母さんかわいそうと思ってくれるかな。苦しいことわかってくれるかな」と考えていました。

(栃木県・36歳女性・サービス業)

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親に愛されず、絶縁して生きてきたのか。

本当にえらいね。

「どこにも」行き場のない子供をどうしたら守れるか?

そのためにわしはシステムを考え直すべきだと言ったのです。

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◆クラスメートが自殺に追い込まれても平然としている、それどころか喜んでいるという話、自分達はなんだかとんでもない時代に生きているのだなあと思います。こんな世の中で強い個を保ちながら、いかにして、真っ当に生きていくかということを考えてしまいます。

(東京都・33歳男性・会社員)

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付和雷同は恐いよ。

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◆よしりん師範の「講演で命の大切さを伝えようとしたジャーナリストが子供達ににらまれた話」は衝撃を受けました。他人の助言や忠告を全く受け入れられない程、子供の世界にまで利己的な空気が広まっているのは、恐ろしいとしか言えません。大人社会の悪い意味での反映なのでしょうか。

よしりんの「戦後生まれの教師は皆腑抜けじゃないか」の発言には、かつて教職課程にいた者として、苦笑せざるを得ませんでした。大学の講義では教員としての訓練や実績を積む場はほとんど無く4週間の教育実習さえこなせば免許が取れてしまう実態です。堀辺師範の発言もあった様に、師範学校を出た方にかなう訳もありません。私は教育現場に少々立ったこともありますが、教育より子供の人権(=子供が主役)で、何事も優先される実態に、どうにもならない思いがあり、辞めた経験があります。ふぬけといわれればそれまでですが、どうしても教育現場の緩すぎる「空気」がなくならない限り、いじめ問題が解決されるすべは出て来ないのではないかと思いました。

(群馬県・32歳男性・アルバイト)

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そうですか。

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◆S36生まれの自分が想像もできないような、非情な陰湿なイジメが行われていることに愕然としました。師範方が仰られていたように当時のイジメは「イジリ」でしたし、死へ追い込むなどありえませんでした。死に対する捉え方も含め、教育システム、教師も発想を変える必要があると思います。

優れた教師を育てていく我々の責任、教師への期待とともに信頼することの大切さもあらためて感じました。一番はいじめられている当事者の気持ちを代弁された小林先生の言葉です。親に心配させたくないと学校に行く勇気、いじめられている自分への悔しさとプライド。とてもハッとさせられました。

社会環境や子どもが育つ場そのものが大きく変化しているにもかかわらず、教育・学校システムがこれまでのやり方を踏襲していることを考え直すべきだと思います。イジメを単なる事件としてではなく、教育を受ける子どもたちとシステムとのミスマッチから生じた、重大な弊害として、小林先生がご提案されたような改革に取り組むべきだと思います。確かフィンランドでは学年を越えたクラス編成により実績を上げていました。

(茨城県・51歳男性・会社員)

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自分の子が自殺するまでわからんのかね?この日本の大人は?

そしてそのような不幸な子は必ず少数者だから、人はいつか忘れるのよね。

 

これで終了です。

次回「ゴー宣道場」は916日です。

これには本当にたくさん参加してください。


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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