寛仁親王殿下が亡くなった時、
マスコミは「ご逝去」と報じました。
本来の皇室敬語は「薨去」ですが、
現在マスコミ内では、
特別な皇室敬語は使わず、
一般に使われる敬語の中で
最上級のものを使うという
ガイドラインみたいなものが
できているようです。
このことについて、
寛仁殿下薨去翌日の6月7日、
ニセ旧皇族・竹田恒泰は
ツイッターにこう書いています。
20年前に私の祖父(竹田恒徳)が他界したときは、
新聞各社「薨去」と報じていました。
平成になってから皇族でも「逝去」というように
なったようです。本来の正しい日本語を
使える世の中にしなくてはいけないと思いました。
自称愛国者、自称尊皇家の
人たちが盛んに拡散させていたのですが、
そんな中、この竹田の発言の
裏取りをした人がいます。
結果がこちら。
自分でも調べてみた。朝日新聞平成4年5月11日夕刊。
日本経済新聞 平成4年5月12日朝刊
「竹田恒徳氏が死去」
本当は、「薨去」どころか「逝去」すら
使っていなかったのです!
竹田恒徳氏は
昭和22年に皇籍離脱するまで
皇族だった、本物の「旧皇族」です。
その孫というだけで、
生まれてから一分一秒も
皇族だったことのない
「ニセ旧皇族」の
竹田恒泰とは違います。
しかし、「旧皇族」といえども、
一般国民!
当然と言えばあまりにも当然。
そういう扱いだったのです。
ちょっと調べりゃ
すぐバレるのに、それでも平気。
竹田恒泰は、こういう嘘を
平気でつける人間です。
この人間は、根っからの
詐欺師の資質を持っているのです。
しかも、こともあろうに
寛仁親王殿下の薨去をダシにして、
死んだ自分の祖父を利用して、
詐欺言説を行っているのです!
本当に皇室に
敬意を持っていたら、
こんなことが
できるはずがありません。
できるはずがありません。
自称保守の政治家・言論人の中には、
「女性宮家創設は共産党の陰謀だ!」
という、呆れた与太話が
流行っているようです。
そして彼らは
「旧皇族の皇籍復帰」
を唱え続けます。
本当は、こっちの方が「陰謀」です。
いや、「陰謀」なんて大げさな
ものじゃないですね。
これは、「詐欺」です!!
「皇籍復帰」する「旧皇族」なんて、
一人もいません!
「旧皇族」を詐称している
「宮さま詐欺師」が一人
いるだけなのです!!