昨日、「たちあがれ日本」が
『自主憲法大綱「案」』
というのを発表しました。
『自主憲法大綱「案」』
というのを発表しました。
国旗国歌の明記!
領土保全の義務・権利の明記!
自衛軍の保持の明記!
・・・等々、見る人によれば
これぞ保守! これでこそ日本の独立!
なんて思うんでしょうけど、
私は断言します。
私は断言します。
これは、
「天皇廃絶憲法大綱案」
です!!
なぜなら、
「男系男子による皇位継承を
憲法上の原則として堅持する」
憲法上の原則として堅持する」
と明記しているからです!!
大綱案の「天皇」の項を見ると、
[規定すべき内容]として
以下の3項目を掲げています。
1.象徴的元首
2.天皇の権能
3.男系男子による皇位継承
なんと「たち日」の政治家
にとって「男系男子」は、
天皇に関して
「規定すべき内容」の
三本柱の一本というほどの
ウェイトを占めているのです!
「たちあがれ日本」
という珍妙な党名を初めて聞いて、
「立ち枯れ?」
と皮肉ったのは渡辺喜美氏ですが、
もう皮肉じゃ済みません。
「立ち上がれ日本」の
老政治家たちの頭脳は、
既に立ち枯れています。
側室がない現実を無視して、
「男系男子継承堅持」を
憲法の原則にまでしてしまったら、
間違いなく数代先には
皇統は絶えるということすら
考えられないのです。
平沼赳夫代表は
未だに「旧皇族復帰」
と言ってます。
完全に立ち枯れてます。
「旧皇族復帰」という言葉が
誤りだということも、
該当者がいないということも
理解できないのです。
まして、天皇の血統が
天照大神から始まるとか、
天壌無窮の神勅とか
言われても、頭に入らないのでしょう。
いわんや、一度国民になった者や、
その子孫が「血統」を根拠に
皇族になったりしたら
「君臣の分義」の破壊行為だ、
といっても、ちんぷんかんぷんなのでしょう。
そんな、日本の歴史も伝統も
理解していない立ち枯れた人たちが、
「日本の歴史と伝統を通じて
育まれた日本人の重要な
価値観を基礎」
としたと豪語して、将来確実に
「天皇廃絶」を招く憲法大綱案を
堂々と発表しているのです。
相当に滑稽です。
そして、絶望的です。
「たち日」は、大綱案作成の趣意の
冒頭で、こう書いています。
「日本国憲法については、
現実との乖離、時代の要請への不適合が
放置されたまま、ただ長期にわたり
存続してきたというだけで、
国民生活への定着がいわれ、
情緒的な賛美がひとり歩きしており・・・」
これ、「日本国憲法」を「男系固執」、
「国民生活」を「伝統」に入れ替えると、
そのまま通用します。
憲法9条堅持の「空想的平和主義」も、
「たち日」自主憲法の「空想的男系主義」も、
発想は全く同じです。
こんなのが「石原新党」と組んで
勢力をのばしたりしたら、
確実に皇統は断絶します。
もういいから、
このまま立ち枯れろ、平沼!!