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トッキー
2012.4.17 03:18震災・原発問題

朝日新聞編集委員・高橋真理子の大偽善

今日の朝日新聞
『記者有論』欄に、

『女性と放射線
 心配しすぎる必要はない』

と題したコラムが載っています。

筆者は編集委員・
高橋真理子という人です。

これが、いかにも朝日新聞らしい
偽善と欺瞞に満ちた文章です。

コラムは冒頭
「将来、結婚できないのではないか。
そんな不安が消えないと
福島の若い女性が言うのを聞くと、
いても立ってもいられない気分になる」
と書いています。

それに続いて、
「過去の論文や学術報告を見ると、
福島原発事故で遺伝的影響を
心配するのは無用と思える」
として、それらしいデータを持ち出して
「安全」を強調しています。

しかし、『脱原発論』に関連して
放射線に関する本を読みあさってきた
私から見れば、
高橋氏の資料の扱い方は、
はっきりいって杜撰そのものです。


要するに、
「福島の女性の不安を解消させたい」
「偏見を生みたくない」
という結論ありきで、
「福島の放射能は安全」
という主張に都合のいいデータばかり
引っ張り出して来ているのです。

これは単に
「騙して安心させよう」
としているにすぎません。

それで「放射能安全」と
太鼓判を押しているのですから、
これは結果的に、
国や東電の責任逃れの
片棒を担いでいる

ことにしかならないのです。

リスクの確率は、
高くはないかもしれません。
しかしゼロではありません。

それを騙して安心させて、
後で何かあっても責任をとらない
というのが朝日新聞であり、
「安全デマ」を流すマスコミです。

それに対して、低確率でも
リスクがある事実は事実として伝え、
あらかじめ覚悟を促す。
そして後で何かあった場合、
責任は当人には一切なく、
国や東電こそが負わなければならない
ということをはっきりさせておく。
これがよしりん先生の
『脱原発論』のスタンスです。

一見、高橋氏のように
「安心なのよ」と声をかけている方が
「いい人」に思えるかもしれません。

よしりん先生のような態度をとれば、
不安を煽る「悪人」として非難されたりします。

しかし、どちらが本当に
福島の若い女性のためになる
態度でしょうか?

高橋真理子編集委員の
「安全デマ」については、
『脱原発論』で詳細に
検証したいと思います。
トッキー

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