「第23回 ゴー宣道場」
を開催しました
会場は品川区大崎の
人事労務会館 です
思い出してみると、
1年前の大震災をきっかけに、
「ゴー宣道場」 の会場を、
お台場からこの
人事労務会館に
変更したんですよね。
1000年に一度といわれる
大震災が東日本を襲い、
その後の復興を
遅らせている原発事故。
戦後の日本が初めて
「国難」 に遭い、
政治も言論も
混乱を極めています。
そんな震災からちょうど
1年の日に開催された
「第23回 ゴー宣道場」 。
テーマは
『3.11以後、発狂した政治・言論を撃て』
です。
道場の数日前から
HPブログ上で
「『放射能安全神話』
というデマの拡大と
『不安』ゆえにそれを
後押ししてしまう日本人性」
という問題が
議論されていました
これは、今の
「発狂した政治・言論」
を象徴するような問題ですし、
復興がなかなか
進まない状況も、
元を辿れば
原発問題 に行き着きます。
そして、
この地震大国かつ狭い国土に
54基もの原発を
抱えていることも考えれば、
福島だけの問題ではなく、
日本全体としても
取り返しのつかない状況に
陥りかねないことは、
容易に想像できます
ですから今回の道場は、
この問題に特化した
議論を展開し、
「非常時」 における
言論のあり方や、
考え方、覚悟について
話し合うことになりました
第1部は、
よしりん師範の挨拶後、
震災直後にビデオメッセージ
として発表された、
天皇陛下のお言葉を、
高森師範に読み上げて
もらうことから始まりました。
まずは、この
「国家の『公』の言葉」
が大前提としてあって、
そこから政治や言論は
行われなければならないのです。
その後、
よしりん師範と
ジャーナリストの田上氏が、
被災地取材から見えた
放射能の汚染状況や、
住民の考えなどを紹介し、
師範方を交えての
話し合いが進みました
放射能の汚染状況 、
さらに福島第一原発、
特に
4号機の恐ろしい現状。
被災者の思いや不安 は
どう受け取り、
言葉を発すべきなのか?
被災地から離れた場所に
住む者ができること
とは何なのか?
「非常時」 というものを
想定してこなかった、
またはしたくない
戦後の日本人性の問題。
震災直後の 日本政府 と、
アメリカ政府 の取った
行動から見えるもの。
こんな時の
「ゴー宣道場」の立場や役割
は、どういうものなのか?
震災直後の「ゴー宣道場」で
展開された議論は、
果たして正しかったのか?
溢れる情報を正しく
判断する難しさ
等々、真剣な議論が
展開していきました
保守系の大御所
言論人たちが依って立つ
「ホルミシス説」 を唱えている
T.D.ラッキー氏の本を
紹介した時です
「もう表紙を見ただけで、
怪しいとわかる」 と、
よしりん先生が言った時は
場内爆笑でした
そして、
本の中身を聞くと、
こんな本を保守派は
信じているのかと
ゾッとさせられますよ
ぜひ動画で
チェックしてみて下さいね
「現実」は暗澹たるものですが、
第1部の最後によしりん師範が
紹介した ベラルーシの話 は、
すべての国民・政治家に
知って欲しいです
決して
完全なる絶望では
ありません。
まだまだ、
できることはあるのです。
高森師範の号令のもと、
あの大震災が起こった
2時46分、
震災の犠牲者のために
黙祷を捧げました。
質疑応答で進みました
早くも生まれつつある
福島差別をなくすためには、
どうしたら良いのか?
個人として今後、
放射能とどのように
付き合ったら良いのか?
今後の文明のあり方 とは?
さらには
危機意識 と 核武装 の問題や、
リーダー的人材の不足 と
「天皇制」 の問題、
震災を通して
子供たちに教えるべきこと
等々の質問が出されました
放射能の 「正しい恐がり方」 や、
福島に対する差別を
なくすための 教育方法 、
戦前と戦後の日本人
の大きな違い、
さらには
武士道的死生観 や
現代日本人がもつ
ニヒリズム にまで
話は広がっていきました
議論の最後に、
この問題を考える時に、
「原発推進」 や 「反原発」 、
そういったことの前に、
まず前提として
考えるべきこと、それは
「子供の生命をどう守るか」
ということ、
と話されていたのが
とても印象的でした。
「日本の未来」を守るためには、
まず「子供の生命」を守ること。
それは右も左も関係なく
当たり前の話なのに、
「子供を見捨てる」
という逆の方向に
向かっているのが、
今の政府の方針であり、
「放射能安全神話」を
拡げようとしている
勢力なのです
誠実だなと私が感じたのは、
まず震災直後にとった
言論から逃げずに、
真摯に振り返っていたことです。
そして、どんなに
難しい現実でも直視させ、
その上でベラルーシの
政策を紹介することで
「代案」 を示したことです。
と言って「煽り派」「放射脳」
などと馬鹿にしつつ、
一方で東電を批判し
再稼働には反対、
自分たちだけは冷静で
正しく現実的だという
姿勢を取る人がいますが、
では果たして彼らは
「子供の生命を守る」
ためには、どうしたら良いと
いってるのでしょうか?
結局出してくる代案は、
「100msvまでは大丈夫」
という科学的根拠のない
「子供たち見捨て策」
でしょう?
一体、
どっちが本当の意味で
「被災者の不安を煽って」
いるでしょうか?
1周年追悼式で、
原発事故によって生活の場を
離れざるを得なかった人々が
「再びそこに安全に住むためには
放射能の問題を克服
しなければならない」
と仰いました。
そして今後の復興について
「安全な国土を目指して
進んでいくことが大切」
「人々が安心して生活できる
国土が築かれていくことを
一同と共に切に願い」
と仰っています。
繰り返し、
「安心」「安全」
といった言葉を
使われていました。
被災地に長く心を寄せ、
相携え、労わり合い、
被災者の苦難を様々な形で
少しでも多く分かち合い、
「安心」して生活できる
「安全」な国土を築く。
それらを本当の意味で
実現するには、
どうするべきなのか?
「第23回 ゴー宣道場」
でした
会場に来られなかった方、
ネットの生放送で
第1部だけご覧になった方、
そして参加された方も、
皆さん、アップされる動画を
ご覧になって、
もう一度じっくり
考えてみて下さいね
原発や放射能の
深刻な問題を
話し合った道場でしたが、
その会場の後方では、
「ゴー宣道場選書」
『原発はヤバイ、核兵器は安全』
という、
何とも挑戦的な本が、
先行販売
されていたのでした
この、
一見危険な匂いのする
タイトルの真意は・・・
読めばわかります
なんと限定100冊、
すべて完売しました
されていますので、
ぜひ皆さん、
読んでみて下さいね
「第24回 ゴー宣道場」 は
4月8日(日) 開催予定です
テーマは
『女性宮家創設の今一つの危うさ』
次回はなんと
道場初
ネットユーザーも巻き込んだ
議論を予定しています
何が起こるかわからない、
その臨場感を会場で
味わいたい方は、
ぜひお早めに
ご応募下さい
お待ちしております