ゴー宣DOJO

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切通理作
2012.3.12 12:47

非常時は続いている

  3月15日配本のゴー宣道場選書第一弾『原発はヤバイ、核兵器は安全』
昨日のゴー宣道場における先行発売では、用意した100冊が完売となりました!  
  書店からの注文もかなり来ていると聞きました。幸先いいです。

  本当に、早く皆さんに手にとって頂きたい気持ちでいっぱいです!

  社会を考える時の立ち位置について、たとえば私自身、道場に参加してきた中で明確になったことを、今回の本の中で、わかりやすく多くの人と共有できる形になっているのではないかと思うからです。

 代表師範である小林よしのりさんの道場内の発言で「日本人」と「日本国民」を分けて
考えなければならない・・・・・と聞いた時、ハッとさせられました。

 
  「日本人」性は時として、同調圧力を強めます。
 被曝の危険に対して不安がある人々に気を遣うあまり、口をつぐんでしまう。

  しかし「日本国民」として考えるならば、同じ国民の健康を保証するための努力を怠らず、
関心を持ち続けるべきでしょう。

 そして道場の掲げる「公論」は「日本国民」として行うものだと私は認識しています。

 原発を推進するにせよ、
 脱原発するにせよ、
 放射能の危険と向き合い続けることは
 必要です。

 
 一年前の道場で堀辺師範が言った
 政治とは本来国民の安全と生存を背負う
 ものだったという、
 震災から学べて再確認できたこと。

 
 
 
 その地点から後退せず、思考を
 
 積み重ねていきたいと思います! 

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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