産経新聞が
民主党の前原誠司氏を
「言うだけ番長」と批判したら、
記者会見の取材を拒否されたと、
1面トップで報じています。
民主党の前原誠司氏を
「言うだけ番長」と批判したら、
記者会見の取材を拒否されたと、
1面トップで報じています。
解説で「漫画『夕焼け番長』
(梶原一騎氏原作)をもじって…」
と説明してるのには笑いました。
どうせなら
「前田日明が長州力に対して
使ったのが最初」とも
書いて欲しかったのですが。
にしても、
前原氏は確かに「言うだけ番長」だけど、
産経新聞がそれを批判できるほど
立派な新聞なのかしら?
なんだかこの争い、
「地底人対最低人」
(byいしいひさいち)みたいです。
・・・てな話は、
今日の本題でも
何でもありません。
その産経新聞の「正論」欄で
佐々淳行氏が、
大阪維新の会の「船中八策」には
安全保障・防衛・外交が
そっくり抜け落ちていて、
「国家観」が欠けていると批判し、
その上で「船中八策」に加えるべき
「国家百年の大計」を列挙しています。
そこまでの論旨には同意できるし、
「国家百年の大計」の筆頭に
天皇について掲げているのも、
とてもいいのですが、
問題はその内容です。
佐々氏はこう書いているのです。
「1.天皇制の護持、皇室典範の改正、
絶家必至の各宮家と
旧宮家男系相続人の養子縁組を認め、
男性皇族の減少を回避する」
まず「天皇制」って言葉
使ってるところで減点1!
で、この人もやっぱりの
「男系固執」なわけですが、
注目すべきは
「旧皇族復帰」という
NGワードを使っていないことです!
「旧皇族復帰」は無知か詐欺の言葉
だとあれだけ繰り返したので、
さすがにどこかで学んだのでしょう。
それは評価したいところです。
ところが佐々氏は
「旧宮家男系相続人」
という言葉を使っています。
実はこれは、
高森明勅先生による正確な名称
「旧宮家系国民男子」
よりも、ずっと厳密な用語です。
「旧宮家」を相続できるのは、
当主の家系だけです。
竹田恒泰は
父親が旧宮家の三男なので、
父親の代から旧宮家を継いでいません。
単なる一般国民の二代目です。
だから竹田は「ニセ旧皇族」なのです。
そんなわけで、
佐々氏の言う
「旧宮家男系相続人」は
実は東久爾家の
2歳男子1名しかいないのです。
佐々氏の言う
「旧宮家男系相続人」は
実は東久爾家の
2歳男子1名しかいないのです。
既婚者まで含めれば
あと5名います(ただし2名は70歳以上)が、
まさか佐々氏は竹田恒泰がいう
「夫婦養子」なんて暴論に賛成して、
その民間人を夫婦ごと
殿下、妃殿下に
してしまおうというのでしょうか!?
「男系」と名のつく誰かを
どっかから持ってきて皇族にしろ!
なんて発想が馬鹿げているということに、
そろそろ気づいたらどうでしょう?
「男系」なんて、日本においては、
守るべき価値でも何でもありません。
「万世一系」は
明治から言われた言葉に過ぎません。
皇統は「萬葉一統」であり、
そこには男系も女系も含まれます。
国家百年の計を本気で考えれば、
皇位継承も含めた
「女性宮家創設」しかないのです。
皇位継承も含めた
「女性宮家創設」しかないのです。
誰か、佐々氏にこのブログを
読ませてあげてください。