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トッキー
2012.1.5 03:07皇統問題

騙され猪瀬と「旧宮家生まれ」詐称の竹田恒泰

時浦、本年初のブログです。
でも全然めでたくないこと書きます。

週刊現代(1.21)に、
猪瀬直樹氏と竹田恒泰氏の
対談が載っていました。

しかしこれは、
無知な猪瀬直樹を竹田恒泰が騙して
プロパガンダしまくっている
実に悪質な記事
です。

最初にこんなやりとりで
対談が始まるのですが、
これがまず大問題です。

猪瀬「竹田さんは戦後に皇籍離脱した
    旧皇族の竹田家に生まれ、
    ご自身は明治天皇の玄孫になるわけですね」
竹田「はい。
    曾祖父が初代竹田宮、
    曾祖母が明治天皇の皇女昌子内親王です」

「戦後に皇籍離脱した旧皇族の竹田家」
とは、あくまでも
竹田恒泰の祖父・竹田恒徳を
当主とした家
のことです。
拡大解釈しても、皇籍離脱後に
竹田家の当主を継いだ竹田恒正氏の家までです。

竹田家の三男で、
皇籍離脱後に一般国民として生まれた
竹田恒和氏の息子である竹田恒泰氏は、
「旧皇族の竹田家に生まれ」たのではなく、
「一般国民の竹田さん家に生まれ」たのです。

ところが竹田恒泰は猪瀬直樹の問いに
いけしゃあしゃあと「はい」と答えています。

この人は、人の無知に付け込んで
「旧宮家生まれ」を詐称しているのです。

「宮さま詐欺」に引っかかる権威主義者は、
まだまだ世の中にいるもんです。

ついでに「曾祖父は初代竹田宮」
解説しておきます。

なぜ竹田恒泰の曾祖父が
「竹田宮」を創設したかといえば、
明治天皇の皇子が病弱な
後の大正天皇お一人しか
いなかったので、その保険として
宮家を創設しておきたいと
明治天皇がお考えになったからです。

しかし、南北朝時代まで遡らないと
男系の血が繋がらない伏見宮系の、
さらに新宮家という
無理に無理を重ねた宮家なので、
明治天皇は自分の娘を嫁がせ、
女系の血で「格上げ」をしたのです。

女系で「格上げ」しなければ
使い物にならなかった宮家、
それが竹田宮家です。

日本の皇統では
女系も男系同様に尊重されていた

という実例が、実は竹田宮家なのです。

その旧皇族の孫(という肩書まではセーフ)
である竹田恒泰が、
女系に絶対反対しているのは、
矛盾も甚だしいのです。

なお、竹田恒泰はこうも言っています。
「女系の家が男系と同じ位置づけになると、
天皇の近親者の数が膨れ上がる
ことになりかねません」

別に戦前だって前述の理由で、
伏見宮系だけで宮家が11家にまで
膨れ上がっていたのです。

「膨れ上がった」宮家の一つが
まさに竹田宮家であり、
大正天皇が4人の男児に恵まれると、
これらの宮家は「リストラ」が
検討されることになるのです。


現在「女性宮家創設」は
内親王までと限る案が検討されており、
それならば宮家の数が
増えすぎるということもないでしょう。

それよりも、竹田恒泰のように
「旧皇族家生まれ」でもない
「旧皇族系国民男子」を皇族に
してしまった方が、ずっと
「天皇の近親者の数が膨れ上がる」
のではないですか?

まあ、竹田恒泰は
それを望んでいるのかもしれませんが。

うわっ! 
本論に全然入ってないのに
こんなに長くなってしまった!

竹田恒泰の経歴詐称のせいだ。


この項続きます。

今年もよろしく!!

  「旧宮家」については『新天皇論』19章をお読みください!

トッキー

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