今日フジテレビ
「知りたがり！」で
女性宮家創設論議の話題をやっていたが、
例によって竹田恒泰氏に
吹き込まれた話を鵜呑みにして、
他には何も調べていないという
不勉強をさらしていました。
「知りたがり！」で
女性宮家創設論議の話題をやっていたが、
例によって竹田恒泰氏に
吹き込まれた話を鵜呑みにして、
他には何も調べていないという
不勉強をさらしていました。
中でもひどいのは
「男系で125代続いてきた歴史は重い」
と繰り返していたことです。
「一貫して男系で続いてきた」というのは、
明治時代に入ってから
「男尊女卑」思想のために
後付けで言い出したことに過ぎません!!
そもそも明治以前は
「男系・女系」が
意識されることすらなかったのです。
第37代斉明天皇（女帝）から
第38代天智天皇は、
「母から息子へ」の皇位継承。
第43代元明天皇（女帝）から
第44代元正天皇（女帝）は
「母から娘へ」の皇位継承。
125代の中には、
既に「女系継承」は存在しており、
「1例もない」というのは嘘です。
明治になってから、
「全員父親をたどると天皇だから」
という理屈をこじつけ
（元正天皇に至っては、
父親も天皇ではなく、祖父が天皇です）、
無理矢理「全部男系」
ということにしてしまった
だけのことです。
歴史的に一貫して男系を重視してきた、
なんて伝統はありません。
それは、歴史の偽造です。
古代においては
むしろ女帝の方が実力に勝り、
歴史上決定的な役割を果たしてきました。
「天皇」という君主号が成立したのは
女帝・推古天皇の時代。
「日本」という国号が成立したのは
女帝・持統天皇の時代です。
こんなことは、絶対に竹田恒泰氏は
教えてくれませんよ。
全ては『新天皇論』に描いてあります。
テレビスタッフは、
漫画本一冊くらい読んでほしいものです。
