天皇陛下が
気管支炎悪化のために入院された
というニュースは既にご存知のことと思います。
気管支炎悪化のために入院された
というニュースは既にご存知のことと思います。
「大事をとって」ということですが、
本当に心配です。
ゆっくりご静養され、
ご回復なさることを
心よりお祈り申しあげます。
ご回復なさることを
心よりお祈り申しあげます。
皇后陛下も9月には
頸椎症性神経根症による
お痛みのため静養されています。
ご高齢の両陛下のこと、
そのご健康状態が非常に
気がかりになってきました。
テレビでは、来月には78歳になられる
天皇陛下が、今も大変な量のご公務をしていること、
海外の賓客を迎える際には、いつも必ず
綿密な準備をなさっていること、
そして今月には最も重要な皇室祭祀
「新嘗祭」があり、これがかなりお身体に
ご負担をかけるものであることなどを解説しています。
そして、天皇陛下は強い責任感をもって
ご公務、祭祀に臨まれ、
東日本大震災の被災地にも積極的に
お見舞いにいらしたけれども、
今後はご負担の軽減も
考えなければならないのではないか、
と語っていました。
それはそうだと思います。
しかし、重要なことを忘れていないでしょうか?
ご高齢の陛下の
精神的なご負担を軽減するためには、
早急に皇位継承問題に
取り組まなければならないということを。
先日、秋篠宮ご夫妻の長女、
眞子さまが20歳の誕生日を迎えられました。
現在の制度のままでは、
いずれ眞子さまは結婚されれば、
皇籍を離れることになります。
佳子さま、そして愛子さまも皇籍を離れ、
次世代の皇族は悠仁さま
たった1人という時代が来るのです。
悠仁さまが結婚され、
もしも男子が生まれなければ、
そこで2000年続いた
日本の皇室は消滅してしまうのです。
悠仁さまがいらっしゃれば、50年後は、
かろうじて皇室は残っているでしょう。
しかし、100年後には
消えてなくなっているかもしれない。
消えてなくなっているかもしれない。
天皇陛下は、2000年の歴史と
共に生きておられます。
昭和天皇は昭和20年の敗戦の際、
即座に1300年近く前の
白村江の敗戦を思い出されました。
即座に1300年近く前の
白村江の敗戦を思い出されました。
今上陛下も平成4年のご訪中の際に
思われたことは、現代の日中関係ではなく、
1100年以上前の遣隋使・遣唐使のことでした。
そんな歴史スケールで生きておられる陛下は
「100年後の皇室消滅」を、
明日のことのようにリアルに
感じられているかもしれません。
それは、どれほどの精神的ご負担でしょうか?
私には怖くて想像もできません。
自称保守は
「悠仁さまがおられるから皇統は安泰」
と言います。
彼らは50年先、自分が生きている間だけ
「男系」が続けばいいとしか思っていないのです。
100年先のことなんか、
知ったこっちゃないのです。
このことで天皇陛下が
どれだけ心痛を抱えておられるか、
想像しようともしないのです。
それでいて自分が愛国者、尊皇家だと
思っているのです。
だから「自称保守」なのです。
時間はありません。
一刻も早く、せめて
渡邉允前侍従長の提言どおり
「女性宮家の創設」
だけは実現しなければなりません。