ゴー宣DOJO

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トッキー
2011.10.29 03:01政治・経済

「TPPは交渉で有利に」という騙し

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産経新聞によれば、野田首相は、
来月7日に記者会見して
TPP交渉参加を表明するそうです。
民主主義も何もあったものではありません。

相変わらず「民主党は売国政党だ!」
とばかり言ってる人もいますが、
では自民党だったらいいのでしょうか?

自民党だって
谷垣総裁以下執行部は、TPP賛成です。

日米同盟最優先、普天間問題も
ひたすらアメリカのいいなり。
これも、自民・民主に差はなくなりました。

もう党派にこだわってもしかたありません。
民主党内にも、TPPに反対している人はいます。
誰が本気で国体を守ろうとしているのか、
誰が攘夷の気概を秘めているのか。
ゴー宣道場では、そこが問われるだろうと思います。

さて、フジテレビ「とくダネ!」で、
中野剛志氏がTPP反対の論陣を張ったものの、
その態度のあまりの悪さに、
お笑い芸人の田村淳にまで
「知識を持っていて伝える能力が無い人は
残念で仕方ない…気分が悪い」

と言われてしまった翌日、
案の定、今度はTPP推進派が出て来て、
ソフトな態度でTPP交渉参加を主張。
司会の小倉智昭も完全に同意して、
結局「とくダネ!」全体としては
TPP推進という流れになってしまっていました。

その際にもTPP推進派が
強調していた主張は、これです。

「交渉には参加して、
日本の国益のために
有利な条件に持って行くべきだ」

これは、実に危険な話です。

交渉で、100%日本に有利な条件に
できるなんてことは決してありません

交渉の原則は
「フィフティ・フィフティ」です。
「ギブ・アンド・テイク」です。

何かを得れば、
何かを譲らなければならない
のです。

経済危機からの脱却のため、
輸出倍増を目指しているアメリカを相手に、
日本が国内農業を守りつつ、
輸出産業にも有利な条件を
つけられるわけがないのです。

つまり、
いくら「交渉で有利に」と言っても、
農業を差しだす代わりに
輸出産業に有利な条件をとる、
と言うこと以外はありえない
のです。

交渉に臨んだが最後、
どう「交渉」をしたところで
日本の農業は壊滅的打撃を受ける
結果になるのは目に見えています。

「交渉には臨んで、
日本に有利な条件を引き出せばいい」

一見もっともらしいこの主張には、
そんなトリックが潜んでいます。

TPP推進派が言うことは、
「悪徳商法」のセールストークそのものです。

TPP反対動画
ユーチューブ
http://www.youtube.com/user/gosendojo/#p/u/2/gI_cIWjd5O0
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/1318137124
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トッキー

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