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さて、日本には
「国防とは原発を動かすことだ」
とでもいうような、奇妙な主張をする新聞があります。
これが産経新聞の手にかかると、
それに、これだけの円高が続いていて、
以前から輸入の伸び率は増加傾向にあった
ことも考慮しなければならないでしょう。
しかも、もともと毎年8月は
工場が夏季休暇に入るために輸出量が落ち、
貿易赤字になる傾向があるそうです。
今年はさらに節電で生産を制限した工場も多かったのでしょう。
さらに言えば、そもそも「貿易収支」とは
海外動向に左右されるものです。
いくら石油や天然ガスの輸入が増加していても、
それ以上に輸出が多ければ
黒字になっていたというだけの話です。
日本貿易会の槍田松瑩会長は、
貿易収支赤字転落に関して、
中国など新興国の景気が
金融引き締めでやや減速しており、
輸出の大幅な伸びが
期待できなくなっている
ことを指摘しています。
貿易収支の赤字、黒字の原因は
一つの理由だけで
説明できるものではありません。
原発再稼働につなげるためには、
何でも利用してやるという記者がいるようですね。
財務省が発表した
8月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、
輸出が今年2月以来6カ月ぶり、
東日本大震災以降初めて前年を上回ったものの、
貿易収支は3カ月ぶりに赤字に転落した。
8月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、
輸出が今年2月以来6カ月ぶり、
東日本大震災以降初めて前年を上回ったものの、
貿易収支は3カ月ぶりに赤字に転落した。
これが産経新聞の手にかかると、
「原発を再稼働しないと日本が危ない!」
という記事になっちゃうのです。
産経新聞9月22日の記事は、
「輸出増なのに貿易赤字」の原因を、全て
「原子力発電所の停止に伴う
代替火力発電用の燃料調達のため」
としています。
「輸出増なのに貿易赤字」の原因を、全て
「原子力発電所の停止に伴う
代替火力発電用の燃料調達のため」
としています。
その上で、
「”国富”の流出を意味する貿易赤字が続けば
日本の国力の低下は避けられない」
と脅すのです。
「”国富”の流出を意味する貿易赤字が続けば
日本の国力の低下は避けられない」
と脅すのです。
確かに原油の輸入額は35.2%、
液化天然ガスは55.7%の急増で、
これが輸入額を大幅に押し上げたわけですが、
これは夏の電力需要ピークへの対策であり、
こんなことが毎月続くわけじゃありません。
液化天然ガスは55.7%の急増で、
これが輸入額を大幅に押し上げたわけですが、
これは夏の電力需要ピークへの対策であり、
こんなことが毎月続くわけじゃありません。
実際、6月、7月は貿易黒字だったわけですから。
それに、これだけの円高が続いていて、
以前から輸入の伸び率は増加傾向にあった
ことも考慮しなければならないでしょう。
私だって円高の今がチャンスだ! と思って
お掃除ロボット「ルンバ」を買ったりしてますからね。
お掃除ロボット「ルンバ」を買ったりしてますからね。
しかも、もともと毎年8月は
工場が夏季休暇に入るために輸出量が落ち、
貿易赤字になる傾向があるそうです。
今年はさらに節電で生産を制限した工場も多かったのでしょう。
さらに言えば、そもそも「貿易収支」とは
海外動向に左右されるものです。
いくら石油や天然ガスの輸入が増加していても、
それ以上に輸出が多ければ
黒字になっていたというだけの話です。
日本貿易会の槍田松瑩会長は、
貿易収支赤字転落に関して、
中国など新興国の景気が
金融引き締めでやや減速しており、
輸出の大幅な伸びが
期待できなくなっている
ことを指摘しています。
貿易収支の赤字、黒字の原因は
一つの理由だけで
説明できるものではありません。
産経新聞の主張はじつに奇妙です。
貿易収支を黒字にするためには、
燃料輸入を抑えなければならない、
そのためには原発再稼働だ、
そうしなければ国富が逃げる、
国力が落ちる、日本が危ない
というのですから。
燃料輸入を抑えなければならない、
そのためには原発再稼働だ、
そうしなければ国富が逃げる、
国力が落ちる、日本が危ない
というのですから。
原発再稼働につなげるためには、
何でも利用してやるという記者がいるようですね。
原発は「嘘と利権と危険物質」で出来ています。