ゴー宣DOJO

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切通理作
2011.8.15 21:13

泉美木蘭さんが道場ブログに登場

  今年2月に、男女の離婚を描いた映画の公開記念トークでご一緒した作家の泉美木蘭さん。お笑い芸人の元奥さんとして赤裸々トークを繰り広げ「こんな人と結婚したら大変だ」と思いきや、その後日本が迎えた未曽有の大震災に際し、被災された読者の方と会いに単身東北入り。
  
  そして今まで東北の被災地に三カ月入っており、6月の時点でもゴー宣道場の動画『切通理作のせつないかもしれない』にゲスト出演して頂き、生の声でそのことを報告してもらいました。

  この時の模様は以下で文字採録が読めます。当時被災地の情報をいち早くシェアするため有志の方が起こされました。
  http://t.co/QiHFy9E 

  その泉美木蘭さんが9月19日に現地からの声を伝えるトークイベントを都内で行います。

  題して『3.11にボクたちが誤解したこと』

  上のタイトルも木蘭さんが付けました。「つながろう」と言いながら震災後の社会がどのように「分断」されているかを語り、その乗り越え方を模索します。

  以下、木蘭さんの書かれた告知文&情報です。

 「被災地の現実なんて、テレビじゃこれっぽっちも伝わっちゃいないんですよ!」――
マスコミからの情報だけでなく、個人がメディアとなりはじめた世界で、千年に一度の
大震災は発生した。被災している人、救援している人、伝え聞く人……ボクたちはこれ
からどうお互いを知り、乗り越えればいいのか。震災後の半年間、被災地に足を運びつ
づけた作家・泉美木蘭の現地報告をまじえながら徹底的に語り尽くす。

【出演】泉美木蘭&避難所にて慰問活動を行う津波体験者の方、被災地ボランティアの方など
【Guest】切通理作(批評家)、石丸元章(作家)、田上順唯(ジャーナリスト)ほか

Open 18:00 / Start 19:00
料金¥1000(+飲食代)
西新宿ネイキッドロフト
予約は以下URLで受付中
http://bit.ly/o52MeB

  自衛隊取材を得意とし、小林よしのりさんの被災地入りの際運転手を務めた田上君も出演します。
  ぜひ皆さんも参加してくだされば幸いです。

  さて、実は昨日、ゴー宣ネット道場『渡部陽一の戦場からこんにちは』で女子大生時代から渡部さんのパートナーであり、若者の未来を問う道場にも登場された新井さん欠場のピンチヒッターとして、泉美木蘭さんが出演。その収録が行われました。

  僕も見学させて頂きましたが、普段の「美女」新井さんと「野獣」渡部さんの緩急とは異なる、「野獣」と「野獣」の火花の散らし合いに見えました。

  いや、木蘭さんはもちろん「美女」でもあるのですが、どこにでも身一つで飛び込んでいく木蘭さんに渡部陽一さんも理屈を超えた匂いを感じ取ったようでした。

  渡部さんが収録に持ち込んだ戦場のヘルメットの匂いからトリップした先は?
  近日公開を楽しみにしててください!

  でも少しネタバレしてしまうと、

  「わ、渡部さん!なぜ戦場の話ではなく木蘭さんの部屋の話になってしまうのですか?」と思わずツッコミたくなりました。
  戦場と半径2mの生活空間がつながり、収録スタジオは、実際には焚いてないはずのお香の匂いがたちこめているような不思議な空間となりました。

  そして小林よしのりさんがその場で『ゴー宣ネット道場』ブログのレギュラー執筆を依頼。
  
  近く木蘭さん自身の付けた題名で開始されます!

  これまで小林さんと秘書みなぼんさん以外では僕がブログというスタイルに親和性が比較的高く、頻繁に登板して心苦しい部分もあったので、木蘭さんがレギュラー執筆者になってくれるのは頼もしいです。

  木蘭さんは近くまた被災地入りされます。
  これからは現地報告も僕を介さず、ここのブログで直に読めることになると考えると、わくわくします!

※木蘭さんの活動を紹介させて頂いた過去ブログの一部

http://p.tl/UZ3
被災地を襲う感染症、そして 2011/04/24

http://p.tl/xrVK
東北の復興は、日本の復興 2011/04/25

http://p.tl/hq5Q
人とモノの価値が甦る瞬間 被災地の「思い出捜索」  2011/05/13

http://p.tl/oFQ6
どこにも逃げ場はない 2011/05/31

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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