ゴー宣DOJO

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みなぼん
2011.7.5 06:10皇統問題

「我こそ尊皇主義者」にならぬために

よしりん先生が
来てくれましたよー
絵文字:星絵文字:星



君が代を起立して
歌うだけのことが、
なぜ右翼と
見られるのでしょうか?

もちろん右翼=悪
という決めつけも
わしはしませんが、
世間的には戦前の硬直した
天皇主義者、排外主義者
という偏見で、
「右翼」 とレッテルを
張られがちです。

わしなどは
『戦争論』 を描いたことで、
あるいは
『天皇論』 を描いたことで、
国家主義者、天皇主義者、
排外主義者と
決めつけられたりします。

ちゃんと読んでくれれば、
そのような
教条主義的なところや、
ファナティックなところなど
微塵もなく、
排外主義とはおよそ
無縁であることは
わかるはずです。
だからこそ、
在日の人たちのファンも
多いのであり、
『ゴーマニズム宣言』を読んで
日本国籍をとることを
決意したという人も
多いのです。
 
例えば学校の授業で

「天皇を教えるべき、
 ナショナリズム教育をするべき」

と主張した場合、
なぜ右翼的な考えだと
思われるのでしょうか?

戦前回帰の
「我こそ尊皇主義者」
と人々に思われることを、

「知ったことか。我々は
 そういう左翼におもねらない。
 我が主張を貫くだけだ。」

と言う人ほど、
天皇というものに対して
大して考えたこともなく、
思想しているわけではない、
めんどくさいから
思考停止に陥っている
だけだということを、
わしは完全に
見破っています。

 
常識的な天皇への敬愛を
ためらわせる日本の言論空間は、
決して戦後GHQの
戦略によってだけ
つくられたものではないと
わしは見ています。

日本人自身の近代化の過程で
生まれてしまった陥穽だと
わしは見ています。

そこを掘り下げることなしに、

「いっそ、教育で躾けてしまえ絵文字:重要

と主張してしまうと、やっぱり
「我こそ尊皇主義者」
になってしまうのです。

人からそう見える
で済む話ではなく、
本当に
「我こそ尊皇主義者」
になっているわけです。

学校教育にナショナリズムを
持ち込むことを、わしは決して
否定するわけではありません。

だが、その前に了解しておく
日本人の反省点があるだろうと、
わしは思っているわけです。

 

「子供にどう天皇を教えるか」

という命題を持ち出したのは、
「ゴー宣道場」のその場で
子供の参加者に
どう教えるかの実践をする
ということではありません。

ですから道場での議論の最中に、
出来る限り子供にも
平易に語る努力はしますが、
若者・大人たちに向かって、
教えておくべきことは
( “ 教える ” とは少し尊大ですが)、
少々難しいことでも
教えておかねばなりません。

大人たちが
「子供にどう天皇を教えるか?」
という命題に、
今後挑戦する機会を
得るためにです。

7月10日の「ゴー宣道場」、
男系・女系の
応用問題をやる前に、
語らなければならなかった
天皇に関する
基礎的だが本質的な問題を、
議論したいと思っています。

楽しみですね。

 
さて、8月7日(日)
「第16回 ゴー宣道場」
ですが、

ひとまず

「戦争、震災、原発、
 終わらない非日常を語る」

と題しておきます。

 
 
 
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