ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2011.3.13 17:00

このたびの大地震に際し

東日本を襲った大地震の被害が増大の一途をたどっている。

大地震発生から三日目の夜となったが、いまだにその全容がつかめない。

津波や家屋の倒壊等で犠牲となった方々を思うと、本当に胸が痛む。

そしてまた、被災者の方々の不安と心細さはいかばかりか。

まだ身内と連絡が取れない状況の方も多くいらっしゃることと思う。

今後の生活に絶望を抱いている方も少なくない。

使い古された言葉かもしれないが、今、未曽有の国難に直面しているのだと私自身は考えている。

どうすれば被災者の方々のお役に立てるのか、もどかしさばかりが募る。

このたび、13日に予定されていたゴー宣道場も中止となった。

諸々の事情を勘案しての小林先生の決断である。

参加者の中には東北地方にお住まいの方もいる。また自衛隊や自治体関係者もいる。

「公論」は必要だけれど、今は被災者の救済・救援が第一である。

ホームページでの中止の告知を知らず、13日に会場に来られた方が一名。

せっかく来てくださったのに本当にごめんなさい。

東京でも間隔があくようになったとはいえ、余震が続いている。

東北地方におけるマグニチュード5以上の余震は数十回を数える。

今、こうしている間にも家屋が揺れている。

皆様のご無事を祈るよりほかにない。

無力な自分を痛感するが、それでもなお、できることは何か考えて続けている。

被災地の方々には、心からお見舞い申し上げます。

また犠牲となった方々に、衷心より哀悼の意を捧げます。

 

 

 

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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