Q3
陛下のご意思をうけた典範改正ができるようにするための取り組みは?
A
旧典範では、改正は天皇陛下が皇族方や顧問官らの考えを聞いた上で、最後はご自身でお決めになるルールだった。
しかし、今の憲法では、国会マターとして皇室が関与できない政治的案件になってしまった。
でも、この問題への現実的な取り組みは、ほとんど皆無。
残念ながらこの点の是正を待って典範改正に着手するのでは、時間的に間に合わない。
だから不本意でも、国会に働きかけて危機打開のための典範改正を急がせるしかない。
だがその場合でも、陛下のご内意はしっかり伺うべきだ。
Q4
天皇陛下のご公務のお姿を近くで見、国民へのお気持ちにも直に触れられるので、直系継承の方がよいと思うが?
A
新旧典範は共に直系主義。前近代でも直系優先は大切な原則だった。
今後も直系優先は維持されるべきだろう。
(つづく)