明日はアメリカの大手保守系シンクタンク、ハドソン研究所上席研究員で友人の村野将氏と、ド直球『戦争の話をしよう』です!
村野さんはご専門の日米関係、核・ミサイル防衛政策、抑止論の見地から、日々ワシントンDCで戦略情報分析の最前線にいます。
近著『米中戦争を阻止せよ』(2025、PHP新書)では、マクマスター将軍や第二次トランプ政権政策担当国防次官のE.A.コルビーらとの対談で、アメリカの戦略と意思決定に切り込みつつ、我々日本が逃れられないインド太平洋における安全保障環境の現在地をシャープにあぶり出してくれています。ウクライナ戦争と台湾有事、北朝鮮有事との関係性なども、その過不足ない分析力は”圧巻”です。
村野さんの本を読んで、端的に、私は今の日本社会と日本人は戦争を道徳的・イデオロギー的見地から捉え・語る文法の方が多いことや、「巻き込まれる」「見捨てられる」といったウェットな関係性からの言説に回収されることで、戦争にまつわる方位磁針を失っている、現在地をシビアに把握できていないと感じました。
政治家も、メディアも、そして市民一人ひとりも、何かをはぐらかすか誇張することで、我々は「戦争」に向き合えていない、主権者として持つべき覚悟(それは戦争を否定する文脈でも同じ)とその前提となる情報や知識が欠落していると思います。それは、自分が法律家として、憲法議論などもこれに加担してきたことは否めないという反省も含みます。
もう我々は戦争の中にいます。
戦争の話をしましょう、そして、最後は自分で自分のことを決めたい、そのために何ができるか、何を受け入れ何を拒否すべきか、自分の頭で考えるべきです。
今まさに聞きたい話を、村野さんからたっぷり聞きたいと思います!