かなり遅ればせながら、『SPA!』4/15号の倉山記事。
今回は旧統一教会について。
なんとな〜く何かを言ってはいるのだけれど、
厳密に読むと何が言いたいのかわからない(いつもだが)。
どうやら論点は、
「旧統一教会を解散させるためのやり方が正しいか」で、
この点について、いろいろ思うところがあるらしい。
倉山にかわり、ギュッと凝縮してお伝えする。
その1
治安当局は「オウムの次は旧統一教会」と考えていた、
しかしその機会がなかった。
今回、世論が沸騰したので好機となった。
騒ぎに乗じただけではないのか?
その2
法の手続きは適正か?
オウムのときは、宗教団体の解散は
刑事事件が要件であると言っていたのに、
岸田首相(当時)は「過去の政府解釈を
維持すると宣言した翌日に答弁を変更、
民事の不法行為だけでも解散はありうるとした」。
権力行使の要件を恣意的に運用していると
批判されても仕方ないのでは?
その3
政府の宗教に対する接し方に問題はなかったか。
宗教法人法は別に刑事事件に限定しておらず、
「法令に違反し、著しく公共の福祉を害すると
明らかに認めらる行為」があれば裁判所は
解散を命じることができる。
それならオウムのとき、なぜ刑事事件を
要件にしたのか。ちぐはぐではないか?
その4
そもそも政府に広範な裁量を与えすぎではないか。
刑罰においては罪刑法定主義(刑罰は明確でなければならない、
類推解釈してはならない)に抵触するのでは。
まとめ
旧統一教会への解散命令、安倍元首相殺害事件を
契機とするしかなかったのか。
文明国として反省すべし。
????????????
治安当局が世論の高まりに関係なく、
もっと厳密に取り締まれという話?
その割には、権力行使の要件があいまいだと
噛みついているけど。
しかも罪刑法定主義に抵触するといいつつ、
具体的指摘が一切ないけど。
な、何が言いたい、倉山よ・・・。
旧統一教会への解散命令が不当だと言いたいの?
それとも治安当局がもっと厳しく監視していれば
安倍元首相は殺されずに済んだと言いたいの?
オウムのときに刑事事件を要件にしなければ
よかったと言いたいの?
どうやら本人も何が言いたいのか
よくわかってないらしい。
とりあえずアチコチにいちゃもんはつけるけど、
整理はできない。体系立てて考えることができない。
さらに、奥歯に物が挟まったような言い回しが続く。
ちぐはぐなのは、倉山の思考回路のほうだ。
ちなみに東京地裁の解散命令のあと、
旧統一教会は即時抗告。
この後は高裁へと移る。
法治国家として、手続きは適正だ。
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