一昨日の記事「皇族数確保案についての世論調査比較」の中で引用した、日本維新の会・高橋英明衆院議員のXポスト。
先の記事では右上のグラフ画像について触れましたが、右下の画像を巡って、X上で一悶着が起きていました。
皇族の皆様の中で愛子さまのお顔だけが見えない状態になっていたため「悪意で加工したのでは?」との批判が数多く寄せられていたのです。
ちなみに、私はこの現象自体は加工ではなく偶然の「光の反射」だと思っています。とは言え、大変失礼であり、政治家のSNS投稿としては随分とガサツだな、と思っていました。
しかし、その後がさらにいけない。
多くの批判が集まると、高橋議員は何も言わずにこのポスト自体を削除しました。
その行いに、さらに多くの批判が集まると、次のような釈明をポストしました。
故意では無くとも「何について誤解を招くので」削除・釈明しているのかをきちんと述べるべきですし、それであっても愛子さまのお顔部分が飛んでしまった失礼について詫びるのが(皇室に敬愛を持っているのならなおさら)常識的な振る舞いでしょう。
そもそも、この高橋英明議員、頻繁にSNS投稿している割に、言葉そのもの、そして言葉を使う姿勢が非常に「粗末」で不誠実です。
本題ではないので先の記事では触れませんでしたが、元々のポストの文面も、政治家とは思えぬほどに雑なものですし、
さらに、上記ポストに寄せられた批判には、このような脊髄反射的なコメントをつけています。
全体を通じて、「国民の代表」としての誠意が見えず、特定の支援者の方だけを向いて、雑な言葉でアピールしているようにしか見えません。
「有権者の声(言葉)を聞き」、「社会が抱える問題を言葉で伝え」、「施策について言葉で議論し」、「最終的に言語化して立法する」政治家の仕事は、言葉を扱うことがほぼ全てと言っても過言ではありません。
同じX上でも、例えば先日のフレンドリッチの会に出演された松尾あきひろ議員などは、自身や政策への批判に対しても、誠実かつロジカルな言葉で対応しています。
これはヨイショしているわけではなく、国会議員が自らSNS上で発信する上では「当然の姿勢」であると思います(だけど、なかなかそういう人は少ないのが現状)。
なお、これは参考として。高橋英明議員は国政では当選2回ですが、そのいずれもが比例復活です。
党は違いますが、自民党で特に男系男子固執していた(そして、昨年の総選挙でのきなみ退場となった)これらの面々と、大変似た傾向を持っています。
前代表の馬場伸幸氏が「維新は第2自民党でいい」とまで言ってるぐらいなので、そうした傾向まで似てしまうのでしょう。
高橋英明議員、言葉を雑に扱わず、しがらみに個を埋没させず、あなたご自身の言葉(「上手く」なくとも良いので誠実な)と共に「国民の代表」という立場を務めてください。