自民・公明両党の青年局・女性局が、若年層への支持拡大を狙った新たな協議体を立ち上げたそうです。
記事中では、自民党の中曽根康隆・青年局長が談話を出していますが、中曽根議員、昨年の衆院選アンケートでは「女性天皇:回答なし」「女系天皇:反対」です(「選択的夫婦別姓」にも「反対」)。
青山繁晴の「日本の尊厳と国益を護る会」メンバーでもあるので、典型的な男系男子固執主義者と見られます。
「男の血」に固執する因習を打ち払わずして、若年層が未来への希望を抱く政策なんて発信できるんだろうか?こうした欺瞞も、まさにシニシズム蔓延の大きな要因に他なりません。
大正生まれである祖父の中曽根康弘元首相ですら「現代は男女共同参画社会で、憲法上も男女平等だ。(男性天皇に)こだわる必要はない。私は前から女帝も認めたらどうかと言っている」と言っていたぐらいなのに、まだ40代の孫の方が男尊女卑の染み込んだ明治脳なのでしょうか。
今後を注視…したい所ですが、なんとなく有耶無耶になったまま、しばらく後にまた「新たな協議体」のニュースが、という感じになりそうだなあ。
意地悪なおまけ
そうえいば中曽根議員、昨年ずいぶんと楽しそうな活動で青年局長代理を辞任したはずなんですが、「半年の禊」で局長になってたんですね!