エマニュエル・トッドの『西洋の敗北』を読んでいる。
井上達夫の『悪が勝つのか?』と真反対の見解だ。
エマニュエル・トッドの分析では、ウクライナ軍は
キエフ政権と共に、そう遠くないある日、崩壊する
そうだ。
単なるリアリズムの欠如した陰謀論ではなく、説得力
のある理論があるのなら、考慮してみなければならない。
トッドは日本が核を持つことを提唱しているし、それは
大賛成だから、それはすなわち、もはや「国際法」を
いっさい信用していないということなのだろう。
最近は日本の若い世代からも、例えばひろゆきや箕輪厚介
も核武装を言っている。
時代が良い方に変わってきた気もする。
「反戦平和」の空想平和主義でないならば、「シニシズム」
に堕しているわけではない。
一番悪いのはシニシズムに堕した者たちであろうが、「反戦
平和主義」の信仰者もシニシズムと大差ないような気がする。