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小林よしのり
2025.4.4 09:37日々の出来事

シニシズムについて、このように考えるわし②

エマニュエル・トッドの『西洋の敗北』を読んでいる。
井上達夫の『悪が勝つのか?』と真反対の見解だ。

エマニュエル・トッドの分析では、ウクライナ軍は
キエフ政権と共に、そう遠くないある日、崩壊する
そうだ。

単なるリアリズムの欠如した陰謀論ではなく、説得力
のある理論があるのなら、考慮してみなければならない。
トッドは日本が核を持つことを提唱しているし、それは
大賛成だから、それはすなわち、もはや「国際法」を
いっさい信用していないということなのだろう。

最近は日本の若い世代からも、例えばひろゆきや箕輪厚介
も核武装を言っている。
時代が良い方に変わってきた気もする。
「反戦平和」の空想平和主義でないならば、「シニシズム」
に堕しているわけではない。

一番悪いのはシニシズムに堕した者たちであろうが、「反戦
平和主義」の信仰者もシニシズムと大差ないような気がする。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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第122回

第122回 令和7年 4/20 SUN
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in横浜「ウクライナ戦争と国際法の行方」

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